◆「エアコン+走行」が効率的
車内温度を下げるには、エアコンと車の走行の同時並行が効率的とのこと。
1)窓を全開にする
2)エアコン(オート)を外気導入、温度設定をLo(最低温度)にして2分間走行
3)窓を閉め、エアコンを内気循環にして3分間走行
「エアコン+走行」で、5分後には車内温度が55度から28度まで下がります! 短時間で温度を大きく下げることができるので、燃料の消費や排ガスも抑えられます。
◆ドアの開閉は効果あり……?
ドアの開閉を何回か繰り返すと、車内温度を55度から47.5度に下げることができます。
また、冷却スプレーをシートに10秒ほど吹きかけると、一時的に5度程度下げることができます。ただ、即効性が高い一方、可燃性のガスによる引火の危険性もあります。車内や服にガスが残ることもあるため、冷却スプレーの使用後はタバコに火をつけるのは避けましょう。
◆エアコンは「内気循環」での使用がオススメ!
内気循環にすると冷房効率が上がります。夏は砂ぼこりが舞うこともあるため、内気循環がオススメです。ただし、渋滞時など長時間エアコンを使用する場合には、「外気導入」で二酸化炭素濃度を下げましょう。
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さらに、「夏の時期は、車のバッテリーが上がらないよう特に注意が必要」と澤田さんは話します。暑い日が続くとバッテリーが酷使され、性能が低下する危険性があります。エンジンが止まり、エアコンが使用できない状態になると非常に危険です。旅行や帰省など長距離ドライブの前に、自動車ディーラーや自動車整備工場などでバッテリーの点検も行いましょう!
(取材・文=岡本莉奈)