冬はカニ 夏はイカ “攻め”の海鮮丼で交流人口増を 兵庫県香美町長の「地域資源を生かした取り組み」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

冬はカニ 夏はイカ “攻め”の海鮮丼で交流人口増を 兵庫県香美町長の「地域資源を生かした取り組み」

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 兵庫県香美町の浜上勇人町長が、このほど、劇作家・演出家の平田オリザさんがパーソナリティを務めるラジオ番組『平田オリザの舞台は但馬』(ラジオ関西、木曜午後1時~)に出演。香美町における地域資源の魅力や活用について語った。

 香美町は、兵庫県北部の日本海に面した自然豊かな町。村岡・香住・小代(おじろ)の3地区から成り、地形や地質の珍しさから、京都府・兵庫県・鳥取県にまたがった75キロに及ぶ山陰海岸が、ユネスコ世界ジオパークに認定されている。

 食も豊か。冬は松葉ガニ(ズワイガニ)や香住漁港で水揚げされる香住ガニ(ベニズワイガニ)、夏はシロイカを活け造りで楽しめるため、豪華な海鮮丼を求めてやってくる旅行者も多い。平田さんも「東京出身の僕からすると信じられないボリュームの海鮮丼が驚く値段でいただける。それはもう、『攻め』の量です(笑)」と絶賛だ。

 浜上町長は旧香住町の出身。生まれ育った香住の風景は、豊かな自然はそのままに、高速道路もかなり整備され、余部鉄橋「空の駅」といった新しい観光ポイントも生まれるなど、バランスを保ちながら魅力が増しているそう。

兵庫県香美町の浜上勇人町長

 そんな香美町の喫緊の課題は人口減少。これまでも若い人々を積極的に受け入れ、フォローアップを行っているほか、近年では、底引き網漁の乗組員としてインドネシアからの研修生も実習生活を送っている。

 また香住高校海洋科学科は、長期の遠洋航海実習やサステナブルな水産資源の利用など「水産業」を本格的に学べるとして、県内各地からの志願者も多い。2021年に開学した芸術文化観光専門職大学の学生らもフィールドワークに訪れるなど、新しい風は吹き始めている。

 平田さんが「(芸術文化観光専門職大学)の学生も、インドネシア研修生との国際交流で貢献できると思う。そこで定住につながっていくといいですね」と語ると、浜上町長も「道路もかなり整備されましたから、京阪神から気軽にきていただけます。9月には豊岡演劇祭も行われますし、交流人口が増えると地域の活力が増していくのではないか。」と期待を寄せた。

香美町の浜上勇人町長(写真中央)と、番組パーソナリティの平田オリザ(同右)、田名部真理(左)※撮影場所:大乗寺(兵庫県美方郡香美町)

※ラジオ関西『平田オリザの舞台は但馬』2022年8月4日放送回より

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『平田オリザの舞台は但馬』
放送日時:毎週木曜日 13:00~13:25
放送局:ラジオ関西(AM 558khz / FM 91.1mhz)
パーソナリティー:平田オリザ、田名部真理
メール:oriza@jocr.jp

『ラジコ』では放送後1週間はタイムフリーでの聴取が可能。番組では、平田オリザさんが、ともにパーソナリティーを務める田名部真理さんと、これまでの自身の話しや演劇界への思い、移住拠点となっている兵庫・豊岡、但馬地域について、トークを進めていく。

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平田オリザの舞台は但馬 | ラジオ関西 | 2022/08/04/木 13:00-13:25

放送後1週間聴取可能、エリア内無料 radikoプレミアム会員はエリア外聴取可

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