夏の強い日差しが降り注ぐ時期。紫外線を浴びると、肌だけではなく髪や頭皮もダメージを受ける。乾燥やパサつき・枝毛や切れ毛の原因にもなるそう。傷んだ髪……家ではどのようにケアすればいいのだろうか。
ケアしているつもりが、じつは髪にダメージを与えてしまっているパターンがあると注意を促すのは、美容室「g-hair's須磨パティオ名谷店」(神戸市須磨区)の店長・中村さん。
「お湯の温度が大切です。体温程度(36度前後)に設定しましょう。40度ぐらいまで上げると必要な皮脂まで流してしまい、頭皮の炎症・乾燥を起こすためです。また、タオルドライの際はゴシゴシ拭いたり、こすりあわせたりしないでください。そしてドライヤーを使う際は根元から乾かし、毛先に熱が当たりすぎないように15センチ~20センチほどの適度な距離を心掛けましょう」(中村さん)
さらなるポイントも教えてもらった。まず大事なのは“予洗い”だそう。
「シャンプーをする際はぬるめのお湯で十分に予洗いして下さい。そして、ゴシゴシ洗わずに泡立てたシャンプーで洗い、摩擦を与えないように気を付けましょう。トリートメントは髪の状態に合わせて、毛先まで均一になじませて流します」と中村さん。
もう一つのポイントは、“頭皮マッサージ”とのこと。
「耳の上にある筋肉から上に向かって“頭皮マッサージ”を行うのもおすすめです。リフトアップにもつながります。育毛効果のある薬用のトリートメント剤をシャンプーに混ぜて使うのもいいですよ」(中村さん)