高級時計店で心がけたい「6つのこと」 試着時のマナーは? 撮影やSNS投稿はOK? | ラジトピ ラジオ関西トピックス

高級時計店で心がけたい「6つのこと」 試着時のマナーは? 撮影やSNS投稿はOK?

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 また、金属製のブレスレットを折りたたんで、文字盤を上にして時計を置いてしまうと、時計の裏側(裏蓋)とブレスレットとがこすれ、傷がつくことがあります。気にしない人からすれば「気にしすぎだ」という指摘がありそうですが、時計の置き方には「大切に扱う気持ち」がよく表れるのでしょう。

これらの腕時計はブレスレットに保護フィルムが巻かれているため安全だが、文字盤を上にして時計を置くと、時計の裏側(裏蓋)とブレスレットとがこすれ、傷がつくことがある
これらの腕時計はブレスレットに保護フィルムが巻かれているため安全だが、文字盤を上にして時計を置くと、時計の裏側(裏蓋)とブレスレットとがこすれ、傷がつくことがある

(6)時計の撮影やSNSへの投稿は慎重に

 スマホの普及と共に、商品の写真や試着した手首の写真をSNS(会員制交流サイト)にアップする人が増えています。こうした場合は、店員に許可を貰うのがベターです。たいていの場合はOKしてくれますが、まれに発表前の商品であったり、限定の商品であったりすることがあるため、慎重になって損はありません。スマートフォンなどは磁気を発していますから、時計に近づけすぎない心配りも忘れずに。

◆服装や、つけていく腕時計は、どう選べばいい?

 高級時計店で実践したい「6つの心がけ」を列挙してきましたが、これらすべてを暗記することは現実的ではありません。「時計と店員へのリスペクト、大切に扱う心を持っていれば、この6つは自然についてくるものだ」とRYさんは話します。

 最後に、店に行くときの服装ですが、RYさん曰く「高級時計店にはそれぞれの世界観がありますから、それを壊さない服装であればなんでもいい」そうです。最もおすすめなのが、その時計を買ったあと、一番合わせるであろう服装で行くことだそう。例えば、スーツで仕事をする人の場合、仕事で使うことを考えているならば、組み合わせや相性、着け心地を理解するためにスーツで店に足を運ぶのは良い方法です。

 また、例えば「ロレックスのブティックに、他のブランドの時計を着けて入っていいのか?」という不安は誰もが持つでしょう。RYさんは、自身がロレックスの正規店でサブマリーナーを購入した際、ホームセンターで買ったという700円のデジタルウォッチを着けていた、という経験から、「店員は時計を間違いなく見ていますが、そこは自信を持って好きな時計をつけていっていいし、もし気になる場合は着けなくてもいいと思う」と話します。

 腕時計は生涯、添い遂げられる、また、自分自身を一つ上のステージに引き上げてくれる、稀有な存在です。購入はとても特別な出来事であり、多くの場合、一生のうちにそう何度も訪れるものではありません。自分へのご褒美に、何かの記念に、贈り物に……など、高級時計への入り口はいくつも用意されています。この記事で紹介したことを頭の片隅において、気軽に高級時計店のドアを開けてみてください。きっと素敵な世界が広がっていますよ。

(ラジオ関西Podcast『やさしい腕時計』 #10『腕時計を買いに行くとき、心がけたい「6つのこと」とは?』より)


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