暑い日が続く今年の夏、どうしても口にしたくなるのが冷たいものですよね! そこで今回ご紹介するのはジェラート。バニラやチョコレート、フルーツなど様々なフレーバーが楽しいスイーツですが「ハーブ」を使ったジェラートを食べたことはありますか?
ハーブといっても、種類はさまざま。特にミントやラベンダー、レモングラスなどはお茶やスイーツに多用されているイメージがあると思います。兵庫県宝塚市にあるイタリアンジェラートショップ『Gelateria Rintocco (ジェラテリア・リントッコ)』が、スイーツであるジェラートに「バジル」を使い、注目を浴びています。
バジルといえばイタリア料理には欠かせません。存在感のある爽やかな香りと風味は「ハーブの王様」と言われるほど。チーズやトマトソースなど塩味のある料理と合わせられることが多い食材で、スイーツとのコラボレーションとなると、すぐには味の想像がつきません。
そんなバジルをジェラートに展開し、新しい味を考案したのが店長の山口凛さんです。
山口さんは洋菓子店勤務時代、様々なスイーツを手がけるなかでジェラート作りの腕を磨きたいと考えるようになったそう。そして、本場イタリアで学ぶことを決心。修行を終えて日本に帰国後、ショップをオープンしました。
ジェラートへのこだわりやバジルのジェラートについて、山口さんに詳しく聞きました。
――まず、店名の由来を教えてください。
『Gelateria』はイタリア語で「ジェラート」、『Rintocco』は「鐘の音」という意味があります。私が作ったジェラートの味がたくさんの人の心に響きますように……と願いを込め、この名前にしました。