熱戦の結果、「第104回全国高校野球選手権大会」は仙台育英学園高等学校が全国制覇を果たし、東北勢として初の優勝となりました。
優勝インタビューの際、須江監督は「すべての高校生の努力の賜物(たまもの)が、ただただ最後、僕たちがここに立ったというだけなので、ぜひ全国の高校生に拍手してもらえたらなと思います」と、感動的な言葉で締めくくりました。
そんな高校生のひとりである田中博土くんは、兵庫県・白陵高校硬式野球部の3年生。彼は“一生懸命打ち込めること”として、パソコンで使う野球分析ソフト「Analys(アナリス)」を開発しました。
自身も野球部の一員であることから、「野球の実力をあげるためにはどうすればいいか?」と考えたのが開発のきっかけなのだそう。
野球分析ソフト「Analys(アナリス)」は、ピッチャーが試合で投げた一球一球の球種や、それに対する打者の結果。バッターの場合には、打った球の飛んだ方向やその結果などを細かく入力し、分析するそう。
「Analys(アナリス)」では、得意なことと苦手なこと、どちらも分析結果として表れてきます。そのうえで苦手なことに着目し、弱点を克服できるように重点的な練習を積み、個人個人のさらなるスキルアップを目指すためにこのソフトを使うのだ、と解説してくれました。