恵那は“ええなあ” 見どころ満載、東濃の3セク 岐阜・明知鉄道 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

恵那は“ええなあ” 見どころ満載、東濃の3セク 岐阜・明知鉄道

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◆鉄アナ・羽川英樹「行ってきました!」vol.89

 名古屋からJR中央本線の特急で約40分、中津川の手前にある、岐阜県恵那市。1985(昭和60)年に旧国鉄明智線を引き継いで第3セクターとして開業した明知鉄道は、東美濃地方の高原地帯を50分かけて走り抜けます。

 起点駅の「恵那」はJR中央本線のホームに隣接しています。1時間に1本走るアケチ10形の気動車は、明智光秀の生誕地にちなんで光秀一色の赤と黒のしつらえで終点「明智」を目指します。

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明知鉄道アケチ10形気動車

 沿線では2つの峠を越えていくため急勾配、急カーブが連続します。「飯沼」は33パーミル(1キロメートルを走る間に33メートル登る)の急勾配の途中に駅があり、『日本一の上り勾配にある駅』と表示されていますが、今は40パーミルの京阪京津線・大谷駅に抜かれ、2位になっています。

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飯沼駅にある『日本一の上り勾配にある駅』表示板

「飯羽間」を降りて小高い丘の上の展望台に登れば、『農村景観日本一』に選ばれた素晴らしい田園風景が目に入ってきます。

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田園風景が広がる

「極楽」は駅近くにある地元スーパーのバローが半分出資して、2008(平成20)年に誕生した一番新しい駅です。めでたい駅名にちなんで駅舎もユニーク。孫悟空がでてきそうな雲を抱いた朱塗りの待合室に、金ぴかの筋斗雲(きんとうん)のベンチ。SNS映えまちがえなしのホームです。

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ユニークな駅舎の極楽駅

 次は歴史ある城下町で利用客も最も多い「岩村」。年季が入ったホームには懐かしい腕木信号機のレバーがあり、その操作体験をすることもできます。岩村町本通りは重要伝統的建造物群保存地区で、当時の面影を残す商家や旧家が1.3キロメートルに渡りずっと続きます。

 この通りを一躍有名にしたのは、2018(平成30)年に放送されたNHKの朝ドラ(連続テレビ小説)、永野芽郁がヒロインを務めた『半分、青い。』。ドラマの中では『ふくろう商店街』となっていた岩村町本通りは観光名所となりました。今も本通りにあるいくつもの旧家が無料で公開されています。また時間があれば、六段壁の石垣が残る日本3大山城の1つ、岩村城跡にもぜひ足を向けてみましょう。


【明知鉄道 公式HP】

【『羽川英樹ハッスル!』番組ブログ】
【鉄アナ・羽川英樹「行ってきました!」アーカイブ】
【鉄アナ・羽川英樹の出発進行(YouTubeチャンネル)】

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羽川英樹ハッスル! (1) | ラジオ関西 | 2022/09/01/木 10:00-11:00

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