「そうめんやっぱり揖保乃糸~♪」のCMフレーズでおなじみの揖保乃糸ですが……実はパスタ・中華麺もつくっていることは知らない方も多いのではないでしょうか。そうめんと同じく、パスタ・中華麺も一本一本職人が伝統の手延製法で製麺。そうめんの有名老舗ならではのおいしさへのこだわりを、揖保乃糸の広報担当者に聞きました。
◆細いのにツルッとしたコシ! “手延”にこだわった中華麺&パスタ
揖保乃糸の中華麺とパスタが他社のモノと違うところ……それは「そうめんと同じ手延製法」でつくられているところ。職人が一本一本丁寧に手延製法でつくっています。そのおかげで、通常のパスタや中華麺とくらべて、ツルッとしつつもしっかりとしたコシを実現! 揖保乃糸のパスタを初めて食べるときは、バジルソースであえてフレッシュトマトを添えるなど「冷製」でいただくのがおすすめ。手延ならではのツルツルとした食感をダイレクトに楽しめます。
◆パスタ・中華麺づくりへの挑戦は“職人の技を磨くため”
そうめんばかりをつくっていても、なかなか話題になったり興味を持ってもらうのは難しい。新しいことにも挑戦して技術をさらに磨かなければ! という決意がパスタ・中華麺づくりのはじまり。そうめんは、小麦・水・塩とシンプルな原材料でつくられているのに比べ、中華麺などは麺を引き締める効果のある「かんすい」を使うため、延ばしにくく製麺が難しいのだそう。手延の良さを伝えたい、その一心で職人たちがプライドにかけて試行錯誤し、おいしい麺を作り上げました。テレビ番組やWEBで取り上げられることも増え、今では熱烈なファンから支持される人気商品の一つとして親しまれるようになりました。
◆麺の種類は違えど、あくまでも”手延”にこだわり
揖保乃糸がつくられている播州地方で、そうめんづくりがはじまったのは約600年前といわれています。揖保乃糸専用の小麦粉と赤穂の塩、水をよくこねあわせ、麺生地を何本もよりあわせながら、じっくりと熟成。それを繰り返し一本のごく細い麺に仕上げていくことで、ソフトかつコシのある独特の食感を実現。深夜からつくり始め、完成するまでなんと1日半もかかっているのだとか。時代が変わってもあくまでも伝統の手延製法にこだわるのは、「機械では難しい繊細な技術によるおいしさ」と「安心安全な食」を実現するため。なので、中華麺とパスタも同じように時間と手間をかけてつくっています。なので、揖保乃糸ならではのツルッとした食感を実現することができるのです。