難病で寝たきりのピアニスト、星野さんの音楽活動 「何度も死を考え、音楽に心を救われて生きている」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

難病で寝たきりのピアニスト、星野さんの音楽活動 「何度も死を考え、音楽に心を救われて生きている」

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何も先の事は考えず、今だけを考えて死ぬ前にやりたくてもできなかった未練を一つ一つクリアしていき、気がつけばたくさんの音楽作品や文章作品ができていきました。

……これが私の生きる道です。

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 星野さんに、今の夢を聞きました。

「私の令和4年夏、現在の夢はこの5つです。
私は、書の個展を開いてもらいたい。
私は、エッセイを書籍化してもらいたい。
私は、作った曲をCD化してもらいたい。
私は、作った曲の楽譜を出版してもらいたい。
私は、『ひかり』の曲を夏川りみさんに歌ってもらいたい。世界中の人にも歌ってもらいたい。」

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 書道家としても活動する星野さんのYouTubeチャンネル『星野希望』、Twitter(@hoshinonozomimi)、TikTok(@hoshinonozomimi)では、星野さんの演奏動画をたくさん聴くことができます。note『寝たきりのピアニスト星野希望(のぞみ)』では、星野さんが日々の思いをエッセイとして投稿しています。星野さんが語る言葉、演奏、歌声、曲のひとつひとつに、生きる希望と勇気が込められています。

「難病寝たきりになって気づいたこと。死んでもいいと思えるほどの苦しみや哀しみはいくらでも転がっているのに、生きる意味は誰も教えてくれない。それを捜し求める旅に出かけること。……それが人生だと思う。生きるって難しいけれど、そこから見つけ出した光はどんな時も美しく輝いている。」
——星野さんのツイート(@hoshinonozomimi)より―—

お月見演奏会(星野希望さん提供)
ベッドの上から、星野希望さんの書『スパッと貫く、決断。』(星野希望さん提供)

(取材・文=ししまる555)

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