近年、古くから、武器としてだけでなく美術品としても人気のあった日本刀に注目が集まっている。
実際の刀剣ファン層に変化はあったのだろうか。刀剣博物館や日刀保たたら事業所を運営する公益財団法人日本美術刀剣保存協会(東京都)の博物館事業課に話を聞いた。
【刀剣博物館の来場客の変化】
刀剣博物館は2017年に現在の東京都墨田区に移転し立地が増えたことにより以前よりも来場客は増えていた。海外での日本ブームもあってコロナ前はインバウンドの観光客も多かったそうだ。そして、刀剣乱舞のゲームのリリースは2015年。それまでは50代・60代の男性客が中心だったが、30代・40代やそれ以下の女性客が増えたという。
【客層の変化への対応】
元々の来館者はある程度刀剣に詳しい人がほとんどだったが、ゲームリリース後刀剣初心者のお客さんが増えた。
「初心者向けの案内を増やしました」(担当者)