本日お届けするのは、以前『バズろぅ!』で取材した、理容店の前でクルクルと回っているサインポールについての続報です。
サインポールといえば、赤、青、白の3色が回転しているのがおなじみです。以前、兵庫県加古川市にあります「谷口理容」を取材した際、谷口さんは店前のサインポールを指差し「23年クルクル回してたら、青だけ消えてもうたんや!」と、首をかしげてらっしゃいました。
そうなんです。お店のサインポールを見てみると、確かに3色のうち青色だけが消えてしまっているんです。今回はこの摩訶不思議な現象を調査してみることにしました。
まず、このサインポールが設置されている場所は、朝から夕方まで1日中直射日光が当たります。
ですから、太陽光による色あせや、紫外線による劣化、あるいは化学反応を起こしたことによる変色かと考えました。しかし、調べてみると色の濃い原色などは多かれ少なかれ太陽光の影響を受けるようで、特に外壁や看板なんかだと、むしろ青より赤の方が色あせやすいそうなんです。じゃあ、なぜ青色が?
次に、クルクルと回っていることで起こる“風”が原因なのかを調査してみました。
確かに、外壁などは台風や強風などによって劣化するそう。しかし、ポールの中で一定の速度を保ちつつ回ることで起こる風に関しては、赤も青も白も条件は同じ。では、なぜなのか? 謎は深まるばかりです……。