◆断面が黒い大根は食べても大丈夫……？
生育時の生理現象により、断面が黒く透けているような見た目になることがあります。食べられますが、味は悪くなってしまいます。見た目では判断できないため、断面が見えるカットされた大根を選ぶのもよいです。
そのほか、黒カビが原因で黒くなる場合もあります。時間とともに変色していくため、早めに食べきるようにしましょう。触ってブヨブヨとしているものは、腐敗が進んでいる証拠です。
◆大根が苦い！ 3つの原因
1）大根の下部（先端）を調理している
大根の先端には苦みやからみの原因となる「イソチオシアネート」という成分が多く含まれています。そのため、先端部分を食べると苦みを感じることが多くあります。
2）筋が残っている
皮付近に集結している筋の部分は苦みを感じやすいため、皮むきが浅いと苦みが出てしまいます。皮を厚くむき、筋も一緒に取りのぞきましょう。
3）秋から冬の間に収穫された大根ではない
収穫された時期によって苦みが出ることも。秋から冬の間に収穫された大根は甘みを多く感じます。
◆苦みがある大根の活用法
苦みの強い部位は「バター醤油炒め」など、味の濃い料理に活用するのがオススメ。サラダの場合は、塩をひとつまみふって10分程度おくとよいです。
◆おでんの「大根」下ごしらえのポイント
大根は真ん中の部分を使い、下茹でをしてアクを取りましょう。米のとぎ汁で茹でると甘みが引き立ちます。
旬の大根をムダなく、おいしく食べましょう！
（取材・文＝岡本莉奈）
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