全国に115万人。実態が見えにくい「ひきこもり」の実状とは | ラジトピ ラジオ関西トピックス

全国に115万人。実態が見えにくい「ひきこもり」の実状とは

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―50代の女性から質問をいただきました。周囲にひきこもりの家族を抱えている人がいます。相談を受けた場合、どのように対応したら良いでしょうか。

加島:場合によっては涙ながらにつらさを訴えられたりすることもあるかと思います。それに対しては、アドバイスをするというよりは、うなずきながら話を受け止めるという対応が良いでしょう。つい正論で返したくなることもあるかもしれませんが、相談を受けた側の価値基準で議論するのは避けた方が良いと思います。

―何か手助けしたいと皆さん思っていらっしゃると思います。サポーターとなれるよう学べる場所があれば心強いです。

▽12月8日、サポーター養成講座を開講
加島:今回の講演会を受講された方を対象に、ひきこもりサポーター養成講座を開講します。より実践的な講座内容で、12月8日(木)、神戸市総合福祉センターで開きます。詳しくは神戸市のひきこもり支援室のホームページをご覧ください。

―何か手助けしたい、応援したいと思われる方はぜひ講座を受けていただきたいですね。今は必要でなくても来年必要になるかもしれません。

加島:ひきこもりは決して個人や家族のせいではありません。抱え込まずに早めに悩みをお聞かせください。神戸ひきこもり支援室の電話番号は♯8900(短縮ダイヤル)もしくは078-361-3521です。

―加島さん、どうもありがとうございました。

〈解説とお話〉
船越明子・神戸市看護大学教授
加島英義・神戸市福祉局ひきこもり支援室担当係長
〈進行〉
南かおり・ラジオ関西パーソナリティー

神戸ひきこもり支援室による「令和4年度市民向けひきこもり講演会~経験者から学ぶひきこもり~」は11月30日(水)までYouTubeで視聴できる(要申込)ほか、10月の日曜日、4回シリーズでラジオ関西でも放送中。

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◆令和4年度市民向けひきこもり講演会~経験者から学ぶひきこもり~
YouTube配信:2022年10月1日(土)~11月30日(水)
申込期間:11月30日(水)まで
申し込み方法:イベントページの申し込みフォームより申し込み
https://jocr.jp/kobe8050seminar2022/
対象:神戸市内に在住・通勤通学で、ひきこもり支援に関心のある方
受講料:無料
問い合わせ:ラジオ関西078-362-7375

◆同講演会のラジオ放送 ラジオ関西(AM558KHzとFM91.1MHz)
〈放送日時 4回シリーズ〉
10月2、9、16、23日(いずれも日曜日)18時半~18時45分

◆令和4年度ひきこもりサポーター養成講座
日時:2022年12月8日(木)13:15~16:30(受付13:00~)
場所:神戸市総合福祉センター4階 第5会議室
対象者:令和4年度市民向けひきこもり講演会を受講した人が対象
※詳しくは神戸ひきこもり支援室ホームページに掲載

◆神戸ひきこもり支援室
電話:♯8900または078-361-3521
メール:hikikomori_shien@office.city.kobe.lg.jp
所在地:〒650-0016 神戸市中央区橘通3丁目4-1 神戸市総合福祉センター1階
https://www.city.kobe.lg.jp/a77853/kenko/health/kokoro/life/soudann/hikikomori.html

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