「ネオ昭和」のカリスマ女子に聞く 現代にも通じる山口百恵や沢田研二の魅力「ポップだし人として芯がある」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「ネオ昭和」のカリスマ女子に聞く 現代にも通じる山口百恵や沢田研二の魅力「ポップだし人として芯がある」

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【阪田】 ちなみに「プレイバックPart2」ってなんで「Part2」なんですか?

【中将】 締め切り直前で歌詞を書き直させられた阿木燿子さんの当てつけらしいです(笑)。

【阪田・橋本】 怖っ!(笑)。 

【中将】 タイトルのインパクトもあってか大ヒットになったので結果オーライなんですけどね。

 この曲、実は沢田研二さんの「勝手にしやがれ」(1977)へのアンサーソングとして作られているんですが、この時代のスターとして沢田さんも外せない存在ですよね。

【阪田】 ぜひいろいろ教えてください! 最近「カサブランカ・ダンディ」(1979)のファッションが大好きです。ジッパー半開きのジーンズはいて口からウイスキーを吹き出すなんて今ではありえない演出だけど、ジュリーがやるとカッコいいですよね。

【中将】 最近この曲の「ききわけのない女の頬を 一つ二つはりたおして」っていう歌詞がDVやないかと物議を醸しているけど、マリンちゃん的にはどう感じるんでしょうか?

【阪田】 昭和の男感があって……私は好きです(笑)。

【橋本】 そうなの!? なかなかやね……(笑)。

【中将】 興味深いところですが……(笑)。

 奇抜な演出と言えば「恋のバッド・チューニング」(1980)もすごいです。電飾ギターを持って囚人服を引きちぎりながら歌うんですが、さらに日本で初めてカラコンを衣装に使って、その上に照明を当てて目の色を変えるという謎演出。やりすぎたのか、あんまりヒットしませんでした(笑)。  

東京タワーをバックに。阪田マリンさん

【橋本】 一人テーマパークじゃないですか(笑)。

【阪田】 でもそれをやりきるっていうのがすごいですよね……。

【中将】 商業的には成功ばかりじゃなかったけど、これまで誰もやったことがないことに果敢に挑んでいったのは沢田さんの大きな功績ですね。アン・ルイスさんもこの時期、沢田さんをリスペクトしていて、演出の方針は「女・沢田研二」だったそうです。


中将タカノリ 橋本菜津美の 昭和卍パラダイス | ラジオ関西 | 2022/10/25/火

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