お酒&ごはんで”一石二鳥” 日本三大酒処・広島県西条の「美酒鍋」 ウィンタースポーツを楽しめるスキー場も | ラジトピ ラジオ関西トピックス

お酒&ごはんで”一石二鳥” 日本三大酒処・広島県西条の「美酒鍋」 ウィンタースポーツを楽しめるスキー場も

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 広島県のお酒は、約50か所の蔵でつくられている。芳醇な香りと旨みが調和し、キレの良さが特長で、中国山地、瀬戸内海および盆地に囲まれた温和な気候風土に恵まれ、甘口から辛口、淡麗、濃醇まで個性的な味わいのお酒がそろう。そんな広島県にある西条は、京都・伏見、兵庫・灘と並び、「日本三大酒処」の一つに数えられている。

酒処西条のまち
広島の日本酒

 同地域の名物料理「美酒鍋(びしゅなべ)」は、鍋でニンニクを炒め、鶏肉、砂ずり、コニャック、白菜、玉ねぎ、にんじん、白ねぎ、ピーマンなどの野菜を入れ、酒と塩コショウで味付けしたシンプルな鍋料理だ。あっさりヘルシーで、こんにゃくや砂ズリが食感のアクセントになっている。加える水分は日本酒のみ。おいしいお酒を味わえ、それがおいしいご飯にもなり、まさに一石二鳥な料理と言える。

美酒鍋

 もとは蔵人(くらびと)たちの賄い料理で、シンプルな味付けになっているのは、利き酒に影響のないようにするため。日本酒で煮ることで素材本来の味が引き出され旨みもたっぷり。アルコール分は抜けるので、子どもやお酒が苦手な方でも食べられる。シメにうどんや雑炊などをすれば、旨みが凝縮されたスープを最後まで味わうことができる。

 同県は日本の南限に位置するスキー場の集積地で、約10か所の施設が存在する。近いところで、神戸から車で約3時間半。広島北部エリア(主に島根県との県境)では降雪量も多いため、ウィンタースポーツをするのに最適だ。12月にはゲレンデがオープンし、3月初旬頃までスキーやスノーボードを楽しめる。併設している施設内で温かい料理を味わい、帰りに温泉で体をほぐすといったぜいたくも。

広島のスキー場

 広島県大阪事務所の桂瑞貴さんは、「広島県は山と海が近く、街それぞれで色がまったく異なります。原爆ドームと平和公園のある都会的な広島市だけでなく、しまなみ海道や山間部ののどかな雰囲気の街もあります。冬は牡蠣のベストシーズンでもあります。いろいろな顔を持つグルメの街・広島にぜひ遊びにきてください」と話している。

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