「ロレックスを買うだけの簡単なお仕事です」怪しいDMに注意! 「成功報酬」や「服装指定」まで記載 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「ロレックスを買うだけの簡単なお仕事です」怪しいDMに注意! 「成功報酬」や「服装指定」まで記載

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 正規店での購入が極めて困難な状況が改善される気配がなく、マーケットではプレミア価格での取引が続くロレックス。その加熱する人気を背景に「購入代行ビジネス」が横行しているようです。番組のTwitter宛てに届いた一通のDM(ダイレクト・メッセージ)を基に、登録者数が6万7千人を超える「腕時計YouTuber」であるRYさんが、『やさしい腕時計』(ラジオ関西Podcast)で解説しました。

「お仕事内容」という文言から始まる、そのメッセージの内容を要約すると、こうです。「ロレックスの時計は正規店で買うのが難しく、何度か足を運ばなければなりません。また、人気が高いモデルには購入制限があり、1年や5年に1本しか買えません。こうした事情から、『ロレックスの時計を買いたくても買えない人』の代わりに購入をしていただけませんか? 20万円~200万円の成功報酬を支払います」――。

ラジオ関西Podcast『やさしい腕時計』のTwitter(@yasa_ude)宛てに、実際に届いたDMの内容(一部を抜粋しています)

 末尾には「以下までお問い合わせください」とLINEアカウントのURLが記載され、締めくくられています。単刀直入に言えば、ロレックスの二次流通価格が高騰しているので、定価で購入して高値で転売したいが、一人では難しいので、成功報酬を払ってでも人を雇いたい、ということです。または、購入が制限されているモデルをまた所有したいから、少々割高であっても購入したい、という考え方もできそうですが、いずれにしても褒められた話ではありません。RYさんはこのDMについて「組織的なロレックスの購入が蔓延っているのは想像だにしておらず、ショック。これに対応させられる店員さんもかわいそうです」と話します。

 ロレックスの転売については腕時計界隈でも度々、話題になりますが、あくまで個人で行われているものだと認識していたというRYさん。「個人での転売目的の購入も、僕の立場としては許せないのですが、このDMを送ってきた人は、自分は動かず、多くの人を動かして利益を得ようとしています。そこまでする人たちがいるということが衝撃です」(RYさん)。DMにはさらに続きがあります。そこ書かれていることは、「ツッコミどころ」が満載でした。一つずつ見ていきましょう。

ロレックスは正規店での購入が極めて困難な状況で、マーケットではプレミア価格での取引が続く

◆ロレックスを購入するのに服装やトーク内容は重要か?

 DMでは、ロレックスの購入を代行したい人に向け、「綺麗めな格好(男性はスーツ、女性はワンピースが理想)で」と、服装を指定しています。ロレックスのお店に行くとき、服装や着用している時計は関係するのでしょうか? 巷では「スウェットでも買えた」や、「デジタルウォッチを着けていたけれど購入できた」などの報告もあがっており、RYさんも「正直、わからない」と言います。ただ、RYさん自身が2016年に「サブマリーナー」を正規店で購入した際には、ミリタリー調のラフな服装に、ホームセンターにて700円で購入したというデジタルウォッチを着けていたそうです。そうした経験から、RYさんは「腕時計の世界観にあった服装でお店に入ることはマナーやモラルとして大切ですが、そこまで気にする必要はないのではと思います」と結論付けます。

ロレックスを買うのに理想の服装は「スーツ」と「ワンピース」?
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