戸田恵梨香が悩んだ母親役 それでも永野芽郁は驚愕「スイッチが入ったときの戸田さんは、“怪物”」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

戸田恵梨香が悩んだ母親役 それでも永野芽郁は驚愕「スイッチが入ったときの戸田さんは、“怪物”」

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 原作は湊かなえが「これが書けたら作家を辞めてもいい。そう思いながら書いた」というベストセラー小説です。累計発行部数120万部を超えました。

書影
湊かなえ『母性』(新潮文庫刊)

 監督は今年『ノイズ』『夕方のおともだち』『あちらにいる鬼』とすでに3作品が公開された廣木隆一です。

 映画は「母の真実」「娘の真実」「母と娘の真実」の3つのパートで構成され、同じ時の同じ出来事を回想しているはずなのに、ふたりの話がだんだんと食い違っていくのを表現しています。

首をしめられる永野芽郁

“母性”とは何なのか? 女性にもともと本能的に備わっているものなのか、女性が子どもを産むと自然に芽生えるものなのか。母性は、母と娘の関係にどのように影響するのか。今作はミステリーとして解き進めます。

 主人公のルミ子を演じるのは戸田恵梨香です。ルミ子の娘・清佳が永野芽郁、ルミ子が尊敬する母親は大地真央です。このほか、ルミ子の夫の母に高畑淳子、その娘に山下リオが扮し、強烈なキャラクターとして観る人に印象を残します。

メイン

 戸田がルミ子として演じた年齢の幅は、学生時代から娘が高校生に育つ母親まで20年以上に渡ります。共感しづらく難しい役柄に不安が大きかったということですが、新境地に挑戦しようと演技を試行錯誤したそうです。映画が完成し、戸田は「今までに携わってきた作品は、いち視聴者として客観的に作品を観てきたけれど、この作品は初めて客観的に観られませんでした」と明かしています。

 戸田と永野はこの撮影が初めての共演で、永野は10月27日に東京国際映画祭で行われた完成報告会で「スイッチが入ったときの戸田さんは、“怪物”というか(笑)、おそろしいぐらいに誰も言葉がかけられないような感じでグワっと(役に)入っていく」と撮影を振り返りました。戸田の集中力を現場で体感したのを貴重な経験として語っています。

娘を抱きしめる戸田恵梨香
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