「遊んで楽しい」が一番 子どもの心と体を育む『木製玩具』 「コミュニケーションツールとしても」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「遊んで楽しい」が一番 子どもの心と体を育む『木製玩具』 「コミュニケーションツールとしても」

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 ヨーロッパの伝統的な木製玩具に、家族みんなで楽しめるボードゲームの数々がある。今年2月、JR明石駅から徒歩6分の場所にオープンした『木のおもちゃ ころころ』は、自身の育児経験を通して自然素材の玩具に魅了された店主・高田由美さんが営む店だ。

「木のおもちゃ ころころ」

 子どもと一緒に木製玩具で遊ぶうち「こんな商品を取り扱うおもちゃ屋さんになりたい」と思った高田さん。早速、子どもの遊びや玩具に関する勉強を始めたという。学びを進めるにつれ「子どもに安心・安全なおもちゃを手渡したい」「遊んで楽しいものが1番」という考えにたどり着く。

 そこで、塗料や耐久性などの厳しい検査をクリアしているヨーロッパの木製玩具を中心に商品を集め、移動販売をスタート。イベント会場などで子どもたちがおもちゃに触れ、使い心地を試してから購入できるよう工夫を凝らした。

 実際に手に取ってもらうことを大切にしているのは、店舗を構えた今も変わらない。店内にはおもちゃの見本を数多く用意しているほか、靴を脱いで遊べるコーナーも。小さな子どもでも、座ってゆっくりとおもちゃを試せる場所になっている。「子育てをしているとき、木のおもちゃは高価なものも多く、実際に触れる機会が少ないと感じていました」と高田さん。

「子どもは興味を持つと自然と手が出る。そして、触れてみて『楽しい』と感じると、『もっとやってみたい』と自主的に行動します。楽しいからこそ身につくことがたくさんあるのです。ネットの口コミや店員の言葉で判断するのではなく、子どもが遊んでいる姿を見て納得して商品を購入してほしい。そんな思いで作ったコーナーです」(高田さん)

 温もりのある手触りや音色が子どもの五感を刺激するのが木製玩具の何よりの魅力だと高田さんは言う。たとえば、クリスマスシーズンにも最適な「木のツリー」は、てっぺんからビー玉を転がすとコロコロと音を立てながら下に落ちていく仕組みになっていて、ビー玉の変化する音とともにリズミカルな動きを目で追えるのが楽しい。

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