2025年大阪・関西万博に向けて機運を盛り上げるため、「大阪インフィオラータ2022」のオープニングイベントとして「Osaka Flower Carpet 2022(オオサカ・フラワー・カーペット)~万博花絵」が、1970年大阪万博の会場となった万博記念公園・太陽の広場(大阪府吹田市)で25日、始まった。
一般社団法人・花絵文化協会(本部・東京都世田谷区)が企画。協会は2016年に設立され、様々な災害や困難に見舞われた社会に対し、花絵による「花の力」で人々や地域に元気を伝える活動などに取り組んでいる。
今回は1970年から2025年までの55年の“時”を巨大な曼荼羅で表現した。1970年の大阪万博を象徴する“太陽の塔”を見据えた太陽の広場に、4万本のカーネーションを使い 、100平方メートルを超える壮大なフラワーカーペットが広がった。さらに石灰石由来のカラーサンド(砂)計260キロを使用している。
総合監修は、2022年 8 月、ベルギー・ブリュッセルで開催された「ブリュッセルフラワーカーペット」50 周年記念作品を創作した花絵師・藤川靖彦氏。
フラワーカーペットは市民参加型のアートで、万博記念公園近隣にキャンパスを置く大阪大学・関西大学の学生80人が、6色のカーネーションと16色のカラーサンドを使い、約6時間かけて、103.7平方メートル(横14.4m×縦7.2m)の花絵を完成させた。