ひきこもり経験者が語る ぼくが一歩踏み出せたきっかけ | ラジトピ ラジオ関西トピックス

ひきこもり経験者が語る ぼくが一歩踏み出せたきっかけ

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▽今後の目標は
南:今後の目標、将来の夢などがあったら教えてください。

米夫:今、社会福祉法人の契約社員として働いているのですが、いつか正規職員になりたいです。今より責任のある立場になるのは自分にとって大変なことと思うんですが、地道に頑張って、少しずつできる仕事を増やしていきたい。それと、結婚したいです。人生を一緒に歩んでいけるパートナーがほしい。

南:すてきな方が見つかると良いですね! トシさんはいかがですか。

トシ:人との関係の中で何かが見つけられたらいいなと思っています。人と会った時によく「優しいですね」と言われるのですが、僕自身優しくしようとか全然思っていないので、びっくりしています。自分で自分の理解が追いついてきたら、何か見えてくるんじゃないかという気がしています。

▽ひきこもる可能性は誰にでもある
南:最後に、視聴されている方々に伝えたいことはありますか。

米夫:僕が引きこもっていた頃はいろんなことに理不尽を感じていたのですが、もし許せないことがあっても、「自分は今許せないという感情になっているんだな」と客観視して、自分自身が成長することに主眼を置くと生きるのが少し楽になるかなと思います。今回の出演は、自分のこれまでを振り返ることができて、今後の糧となる良い機会となりました。

トシ:ほんの数か月前までは、こんなところに来て、公共の電波でしゃべるなんて考えたこともなかった。今回、先生のお話などから、自分は学生の頃、すごい完璧主義だったと分かりました。ラジオ局に来て番組に参加したことは、自分にはめた“たが”が外れてきたのかなとちょっと前向きに受け止めています。

南:貴重なお話を本当にありがとうございました。ひきこもりは決してめずらしいことではないし、誰にでも可能性があることだとあらためて思いました。気がついていないだけで周りにそういう悩みを持っておられる方はいると思います。今回の講演を通じて知ったこと、感じたことをたくさんの方にお話いただいたらうれしいです。(本文中は敬称略)

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◆令和4年度市民向けひきこもり講演会~経験者から学ぶひきこもり~
YouTube配信:2022年10月1日(土)~11月30日(水)
申込期間:11月30日(水)まで
申し込み方法:ラジオ関西ホームページ( https://jocr.jp/kobe8050seminar2022/ )にアクセスし、申し込む。
受講料:無料
問い合わせ:ラジオ関西078-362-7375

◆令和4年度ひきこもりサポーター養成講座
日時:2022年12月8日(木)13:15~16:30(受付13:00~)
場所:神戸市総合福祉センター4階 第5会議室
対象者:令和4年度市民向けひきこもり講演会を受講した人が対象
※詳しくは神戸ひきこもり支援室ホームページに掲載

◆神戸ひきこもり支援室
電話:♯8900または078-361-3521
メール:hikikomori_shien@office.city.kobe.lg.jp
所在地:〒650-0016 神戸市中央区橘通3丁目4-1 神戸市総合福祉センター1階神戸市:https://www.city.kobe.lg.jp/a77853/kenko/health/kokoro/life/soudann/hikikomori.html

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