「ブライトリング」はなぜ時計ファンに愛されるのか 「無骨なデザインが最大の魅力」と愛好家 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「ブライトリング」はなぜ時計ファンに愛されるのか 「無骨なデザインが最大の魅力」と愛好家

LINEで送る

この記事の写真を見る(7枚)

 2022年10月に、「ブライトリング」がスタジオジブリと共同制作した腕時計『ナビタイマー B02 クロノグラフ 41 コスモノート ポルコ ロッソ』を発表しました。名門の腕時計ブランドと、アニメ映画『紅の豚』とのコラボレーションを想像していたファンは多くはなく、界隈では大きな話題となりました。

ブライトリングとスタジオジブリが共同制作した「ナビタイマー B02 クロノグラフ 41 コスモノート ポルコ ロッソ」(© Studio Ghibli)
サファイアクリスタルのケースバックには、主人公であるポルコ・ロッソのイラストがプリントされる(© Studio Ghibli)

 このコラボレーションをきっかけに「ブライトリング」というブランド名を聞いた、という方もいるかもしれません。どのようなブランドで、どんな魅力があるのか。今注目のモデルなどについて、登録者数が7万人を超える「腕時計YouTuber」であるRYさんが、『やさしい腕時計』(ラジオ関西Podcast)で解説しました。

RYさんが所有するブライトリング「ナビタイマー A23322」(Instagram@ry_a_life_with_watchesさんの投稿より)

 ブライトリングと聞いて真っ先にイメージされるのは「“空の時計”、パイロットウォッチ」ではないでしょうか。そのとおり、ブライトリングはパイロットウォッチのパイオニアであり、1942年にストップウォッチ機能を組み込んだクロノグラフ「クロノマット」を、1952年には世界初の航空計算尺付きの「ナビタイマー」を発表、航続距離など飛行機のあらゆる計算が可能なパイロットの相棒としてその地位を築いてきました。また、世界で初めて自動巻きのクロノグラフの腕時計を作ったうちの一社だとも言われており、その確かな技術力には定評があります。

 そんなブライトリングの魅力は「唯一無二のデザイン」にあるとRYさんは言います。見方によっては視認性が良いとは言えない、文字盤に刻まれた数多くの数字、そして年代によって変わるロゴ。現在は、ブランド名の頭文字をとった「B」のみのシンプルなロゴですが、RYさんが特に推すのがBに翼と錨(いかり)を組み合わせた旧ロゴ。「どうしても翼と錨を組み合わせたロゴのブライトリングが欲しくて中古のナビタイマーを購入しました。全ての時計ブランドの中で一番、かっこいいロゴだと思っています」(RYさん)。

Bに羽と錨が入ったブライトリングの旧ロゴ(Instagram@ry_a_life_with_watchesさんの投稿より)

 また、ブライトリングの持つ独特な世界観も魅力の一つ。RYさんはブライトリングのブティックを一度だけでも訪れることをすすめます。「レンガ調の内装であったり、ヴィンテージの家具を使っていたり、ビリヤード台が置いているなど、そこはまるでアメリカンガレージです。腕時計の無骨なデザインの世界観そのままの雰囲気を楽しむことができ、こういったブティックにも及ぶ世界観の造り込みもブライトリングの魅力ですね」(RYさん)。

46ミリというケース径が存在感を放つ、ブライトリング「クロノスペース ミリタリー」(Twitter@takarin_GMTさんの投稿より)
LINEで送る

関連記事