「適正な医療機関の紹介システム」や「コスト減」も 『かかりつけ医』がいることのメリットについて 医師に聞く | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「適正な医療機関の紹介システム」や「コスト減」も 『かかりつけ医』がいることのメリットについて 医師に聞く

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 近年、「かかりつけ医」の重要性が注目されるようになりましたが、なぜ必要なのかは意外にも知られていません。かかりつけ医を探す適切な方法やメリットとは? この素朴な疑問について、吉田病院付属脳血管研究所(神戸市兵庫区)の吉田泰久院長に詳しく聞きました。

――数年前から「かかりつけ医を持ちましょう」と言われるようになりましたが、なぜなのですか?

理由のひとつとして日本の医療構造が挙げられます。自由に医療を受けることができる現在の体制は、同じ薬がさまざまな病院で処方されるなどの“無駄”が多いと言われています。また、多くの薬を服用することにもつながるので、自身の体についてよく知る医師をひとり決めておき、重大な病気にかかった際に必要な病院を紹介してもらう、というようにすることが目的です。

――どのようにして探すのでしょうか?

まずは、身近で通いやすい場所にあることが大切です。そして何より、医師との相性がよく信頼関係を築けるかどうか、という点が重要です。

――かかりつけ医を持つメリットとは?

かかりつけ医は、患者の健康状態を把握し、日常の健康管理、一般的な投薬治療を担当します。また、専門的な検査・治療が必要な場合には適切な病院に紹介してもらえるので安心です。

――紹介先の医師と主治医の間にやりとりはあるのでしょうか?

もちろんあります。画像検査などのデータや病状などについて共有され、専門医と連携するため、かかりつけ医のもとへ戻った際にはしっかりとしたフォローが受けられるようになっています。

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