おつまみにんにくをパクパク→夜中に激痛→病院で緊急処置 「彼らは無差別破壊兵器」「腸内細菌が全滅」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

おつまみにんにくをパクパク→夜中に激痛→病院で緊急処置 「彼らは無差別破壊兵器」「腸内細菌が全滅」

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 にんにくの適量は、生なら一日一片、風邪のときや加熱処理しているものは二片くらいまでが目安と言われていますが、その人の体質・体調によっても異なります。リプライでは、「生にんにくを大量に入れたラーメンを食べたら、下痢が止まらなくなった」「焼きにんにくを6片くらい一気に食べたけど、全然平気だった」など、様々な声が寄せられました。

 にんにく生産量は青森県が全国1位であり、約7割弱のシェアを誇りますが、健康食品の一つとして、黒にんにくも注目を集めています。「青森県黒にんにく協会」の柏崎理事長に、にんにくについて話を聞きました。柏崎理事長は「有限会社柏崎青果」の代表として、黒にんにくをはじめとした野菜の生産や加工、オリジナル商品の販売を行っています。

◇ ◇ ◇

――にんにくの注意点や健康効果、黒にんにくの特長について、教えてください。

「『酒は百薬の長』と言われていますが、お酒も飲み過ぎると健康を害しますし、お酒に弱い人や強い人、体質や体調によっても適量は異なってきます。良薬もにんにくも同じですので、ご自身の状態にあわせて適量を召し上がっていただければと思います。

 にんにくの歴史は古く、古代エジプトでピラミッドを築いた労働者へ、滋養強壮・消毒薬として配給されていたと記されています。また日本においても、江戸時代の南九州では滋養食として、にんにく卵黄が家庭で作られていました。参勤交代で2か月もかけて約1,600kmを歩いて江戸に赴く薩摩藩士へ、にんにく卵黄を保存食として持たせていたとも言われています。

 このように、にんにくは昔から生薬としても用いられているほど栄養価が高く、日々の健康食品として召し上がっていただくことで、様々な健康効果を発揮します。しかし毎日一片を食べ続けると、体臭にも影響を及ぼします。

 しかし、にんにくを高温・高湿といった一定の環境で3~4週間熟成させて作る「黒にんにく」は、匂い・刺激のもとであるアリシンがアミノ酸に変化しているため、口臭・体臭も気にならないですし、下痢や腹痛といった副作用も起こりづらいのです。

栄養成分が通常の倍以上含まれるという、黒にんにく(提供:青森県黒にんにく協会)

 かつ、にんにくに含まれている、ありとあらゆる栄養成分、特にポリフェノールやGABAが、黒にんにくは数倍以上と豊富に含まれており、アンチエイジング効果も発揮してくれます。しかも糖度が、通常のにんにくでは約30~40度なのですが、黒にんにくは多いものだと50度ほどあり、果実のように甘くフルーティな香りがします。

 もともと黒にんにくは三重県で誕生し、海女さんの滋養食としても活用されていました。海外などのにんにくは1個あたりが8~12片と小粒のものが多いですが、青森県の6片種はどっしり大きく、甘み・旨味が強いため、黒にんにくにも適しています。当社の黒にんにくソースはヨーロッパやアメリカ・スペインで料理に使っていただいており、サーモンやお肉にかけると脂身が甘くなり美味しくなるため、大変ご好評をいただいております。

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