ただ食事を提供するだけではなく、そこにさまざまなパフォーマンスを取り入れる飲食店が増えている。
神戸市垂水区の『ステーキハウスKAGURA垂水本店』では、ステーキを焼き上げながらのライブパフォーマンスが人気。客の目の前で塩・胡椒のミルをジャグリングのように回したり、鉄板の上で音をたてて賑やかに調理する。店長の中山慎也さんに店のこだわりや肉を焼くときのポイントなどを聞いた。
「ライブパフォーマンスをはじめて見たお客さんは驚かれますね! 舌だけでなく、“五感”で食事を楽しんでいただいています」(中山さん)
ジャグリングの技は入社してから身につけた中山さん。先輩に教えてもらったり、SNSを見たりしながら学んできたという。垂水本店以外にも苦楽園や豊中、三宮にも店舗があり、ライブパフォーマンスは全店舗で実施しているとのこと。
ステーキを焼くときのポイントを聞いた。
「ぜひご自宅でもやってみていただきたいんですが、しっかりと時間をかけて低温で焼くことですね! じっくりていねいに焼き上げていくことで、肉の旨味を最大限に引き出します」(中山さん)
“休ませる”ことも、おいしいステーキに仕上げるための重要な工程だという。
「たとえば片面1分ずつ焼いた場合、いちどフライパンから外し、最低でも焼き時間と同じだけ休ませます。そうすることで肉汁が全体に行き渡るのです」(中山さん)
ステーキ肉の産地はあえて指定せず、そのつど状態がいいものを仕入れるようにしているという。いちばんのおすすめは神戸牛のステーキだという中山さん。コースメニューも豊富に揃い、シーフードの一品料理もあるとのこと。
※ラジオ関西『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2022年11月15日放送回より
◆ステーキハウスKAGURA
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