12月22日、兵庫県川西市の「アステホール」(アステ市民プラザ6階)で、自転車シミュレータの寄贈式が行われ、兵庫県交通安全協会に目録が贈呈された。県内への配置は、昨年の丹波市に続き4年連続、通算6台目となる。
この取り組みは、一般社団法人日本損害保険協会が交通事故対策の一環として行っているもので、同協会兵庫損保会の水越真一郎会長は「有効に活用して事故防止に役立ててください」とあいさつした。
そして、水越会長から兵庫県交通安全協会の黒河内豊専務理事に目録が手渡された。
黒河内専務理事は、「自転車シミュレータは、幅広い年代に合わせた交通安全の体験ができる強力なツールであり、有効に活用していくように考えております」と抱負を述べた。
寄贈された自転車シミュレータは、川西交通安全協会(川西市・猪名川町)に配置され、地域で開催される交通安全教室などで活用されるという。
式典では、川西交通安全協会の住野敦浩会長が、「日ごろ、信号を守ること、安全確認をすることなどの交通ルールを呼びかけていますが、一向に自転車事故は減りません。今後、交通ルールとマナーの徹底を図るため、自転車シミュレータを有効に活用していきたい」と締めくくった。