北陸新幹線延伸まであと1年少し、福井・敦賀 歴史ある港と鉄道の街の魅力と変貌を探る | ラジトピ ラジオ関西トピックス

北陸新幹線延伸まであと1年少し、福井・敦賀 歴史ある港と鉄道の街の魅力と変貌を探る

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◆鉄アナ・羽川英樹「行ってきました!」vol.98

 2024年春(2023年度末)には金沢から北陸新幹線が延伸され、6つの新幹線の駅が誕生する予定です。その西端にあたるのが、敦賀駅。同駅のある福井県敦賀市は、古い歴史を持つ港町であり、実は鉄道ファンには大人気のエリア。今回、新幹線の迎え入れで大きく変わろうとしている敦賀の駅、そして、街をリポートします。

 北陸本線のJR敦賀駅にはいろんな列車が入線します。

 まずは、同駅始発の新快速・姫路行。京阪神では12両編成で走りますが、敦賀からはまず4両で発車し、途中の米原で8両を増結します。福井・滋賀・京都・大阪・兵庫と5府県をまたいで終着の姫路まで、走行距離は245km、実に3時間10分もの長旅が、敦賀からスタートします。

 金沢~大阪を2時間40分で結ぶ北陸本線のドル箱特急「サンダーバード」も入ってきました。でも、新幹線が走り出したら、この列車はどうなるんでしょう……。

 また、「しらさぎ」は、名古屋から米原、敦賀を経由し、金沢までを結ぶ特急列車です。

①サンダーバード
特急「サンダーバード」

 他にも2両編成の北陸本線の普通・福井行や、昨年(2022年)全通100周年を迎えた小浜線の東舞鶴行の姿も見ることもできます。

②東舞鶴行
JR小浜線、東舞鶴方面に向かう列車

 そして今、敦賀駅の在来線ホームから、建築中の新幹線ホームを見渡すことができます。完成すれば1日に2万7千人の乗り換え客が見込まれますが、この新駅舎がとにかく大きいんです! 島式2面4線のホームの高さは、ビルでいうと7階部分、天井はなんと12階部分(高さ37メートル)という立派な起終点駅になります。

(③)
新幹線ホームを建築中の敦賀駅

 新幹線を迎え入れるにあたり、すでにバスターミナルも整備され、駅前が大きく変わっていました。なかでも注目は、昨年9月にオープンした「TSURUGA POLT SQUARE 『otta』」。市の所有地を民間が運営する同所のロゴマークは、待ち合わせの人が「あっ、おった」と思わず指をさしてしまうような場所をイメージしたそうですが、ここには芝生広場を囲んで物販・飲食・ホテルなどが入っています。

「OTTA」の目玉は、敦賀市が整備し、丸善雄松堂・編集工学研究所が運営する新スタイルの書店「ちえなみき」です。3万冊を超える本が森の迷路のように配されている知育・啓発施設では、随所に読書スペースも完備され、まさに図書館+書店の融合が図られています。

 他にも地元の銘店・中道源蔵茶舗のカフェでの抹茶スイーツや、港町らしいサカナのバーガー店、嶺南エリア初のスターバックスなども出店しています。

『otta』
「ちえなみき」



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羽川英樹ハッスル! (1) | ラジオ関西 | 2023/01/05/木 10:00-11:00

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