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■兵庫県警、阪神・淡路大震災後の警察官採用8割に~急がれる伝承
初任科生の持田海勢さん(19)は兵庫県姫路市出身。「白バイへのあこがれで警察官になったが、これからどの部門に配属されても全力で取り組みたい。阪神・淡路大震災の被災地を支えた兵庫県警だからこそ、他府県と比べて災害対策への意識が違う。自信を持って現場に出られるよう、これからすべての業務に心して取り組みたい」と話した。
岡本美桜さん(19)は同県加古川市出身。「女性警察官として、被災地では家族よりも被災者を優先して寄り添う覚悟はある。阪神・淡路大震災で、兵庫県警には女性警察官で構成する『のじぎく隊』という支援部隊が結成された。先輩方に続けるよう、日頃の訓練は、自分の体力をつけるだけでなく、警察としてのチーム力を強めるためだと肝に銘じたい」と抱負を述べた。
2人とも阪神・淡路大震災の際に生まれておらず、東日本大震災発生時は小学生。近く現場に配属されることが決まっており、警察官としての気持ちを新たにする日となった。