28年熟成された日本酒は、まるでブランデーのような色合い。立ち上がる香りはとても複雑です。しかし口にすると、見た目に反して軽やか。酸味が強く引き締まった味ですが、甘みや旨み、ほんのりと苦みも感じます。口当たりもスムーズで上品。合わせる料理によって、その味わいも変わります。
『現外』は、2019年から数量限定で販売されています。SAKE HUNDREDによると、残存本数は3000~4000本と推定されているとのこと。担当者は「ここ数年はおいしさが維持されている。しかし、今後さらに熟成が進めば、どのように味が変化していくかは分からない」といいます。熟成の進行次第では、販売を中止することもあるそうです。
阪神・淡路大震災という厳しい状況を乗り越えて誕生した「幻の日本酒」。造り手の思いが詰まった1本です。24⽇(火)から、オンラインにて数量限定で販売されます(税込み24万2000円、別途送料必要)。
(取材・文=岡本莉奈)
◆『現外(げんがい)』
製造者:沢の鶴(兵庫)
内容量:500ml
価格:24万2,000円(税込・送料別)
販売開始⽇時:2023年1⽉24⽇(⽕)18:00
【28年熟成 現外 | GENGAI】
◆現外 Exclusive Dinner Experience
『現外』購入者限定で、ペアリングディナーを開催予定。
⽇時:4⽉15⽇(⼟) 17:30〜20:30
場所:東京都内
料⾦:5万5,000円(税込)
※同伴者は1名まで特別優待価格33,000円