阪神・淡路大震災乗り越えた“幻の酒” 24日発売 熟成28年「わが子のよう」 約24万円の味わいとは | ラジトピ ラジオ関西トピックス

阪神・淡路大震災乗り越えた“幻の酒” 24日発売 熟成28年「わが子のよう」 約24万円の味わいとは

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 28年熟成された日本酒は、まるでブランデーのような色合い。立ち上がる香りはとても複雑です。しかし口にすると、見た目に反して軽やか。酸味が強く引き締まった味ですが、甘みや旨み、ほんのりと苦みも感じます。口当たりもスムーズで上品。合わせる料理によって、その味わいも変わります。

ブランデーのような色合いの熟成酒『現外』(提供:SAKE HUNDRED)
ブランデーのような色合いの熟成酒『現外』(提供:SAKE HUNDRED)
「あん肝のテリーヌ」(手前)などとの相性も抜群
「あん肝のテリーヌ」(手前)などとの相性も抜群

『現外』は、2019年から数量限定で販売されています。SAKE HUNDREDによると、残存本数は3000~4000本と推定されているとのこと。担当者は「ここ数年はおいしさが維持されている。しかし、今後さらに熟成が進めば、どのように味が変化していくかは分からない」といいます。熟成の進行次第では、販売を中止することもあるそうです。

 阪神・淡路大震災という厳しい状況を乗り越えて誕生した「幻の日本酒」。造り手の思いが詰まった1本です。24⽇(火)から、オンラインにて数量限定で販売されます(税込み24万2000円、別途送料必要)。

左から、沢の鶴株式会社 取締役製造部部長兼総杜氏代行の西向賞雄さん、 日本酒ブランド「SAKE HUNDRED」ブランドオーナーの生駒龍史さん(写真:ラジオ関西)
左から、沢の鶴株式会社 取締役製造部部長兼総杜氏代行の西向賞雄さん、 日本酒ブランド「SAKE HUNDRED」ブランドオーナーの生駒龍史さん(写真:ラジオ関西)

(取材・文=岡本莉奈)

◆『現外(げんがい)』
製造者:沢の鶴(兵庫)
内容量:500ml
価格:24万2,000円(税込・送料別)
販売開始⽇時:2023年1⽉24⽇(⽕)18:00
【28年熟成 現外 | GENGAI】

◆現外 Exclusive Dinner Experience
『現外』購入者限定で、ペアリングディナーを開催予定。
⽇時:4⽉15⽇(⼟) 17:30〜20:30
場所:東京都内
料⾦:5万5,000円(税込)
※同伴者は1名まで特別優待価格33,000円

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