赤ちゃんカンガルーがデビュー 神戸どうぶつ王国 獣医と飼育員が親代わりに 「助ける」から「育てる」へ | ラジトピ ラジオ関西トピックス

赤ちゃんカンガルーがデビュー 神戸どうぶつ王国 獣医と飼育員が親代わりに 「助ける」から「育てる」へ

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飼育員の城之尾依子さん
飼育員の城之尾依子さん

♦自分らしくいてくれれば

——人口哺育ということで、ほかのカンガルーに比べても、触れ合う時間が長かったかと思います。その中で見えてきたコゴローの性格や特徴はありますか。

【城之尾さん】 どうなんでしょう……とにかくよく寝ますね! ミルクを飲んでる最中も寝る方が勝つみたいな。本当に飲んでるの? って(笑)。性格的には、マイペースなほうだと思います。活発という感じではないですね。でも何より“かわいい”が勝ちます! 一つ一つの仕草や姿が愛おしいです。

——今後はカンガルーの仲間たちと過ごしていくことになるかと思いますが、どのような思いを抱いていますか?

【城之尾さん】 わ~、なんかわが子に言うみたいですね……! もう本当に、他のカンガルーさんといっしょに、のびのび過ごしてほしいなっていうのが一番です。自分らしくいてくれれば。

 ほかの赤ちゃんと違って人に育てられた子なので、キャラは立つんじゃないかなと思います。実は動物もお母さんの性格に似たりもしますし。コゴローの場合は、お母さんにあたる人がたくさんいるので……誰に似るんだろう(笑)。

☆☆☆☆☆

 お披露目を振り返り、「(来園者の前に出られることは)想像できていなかった......奇跡だなと思います」と語った城之内さん。エプロンのポケットから顔をのぞかせ、周囲をキョロキョロと見渡すコゴローに、優しくほほ笑んだ。

 赤ちゃんカンガルー・コゴローの公開は、午前11時~正午、午後2時~午後3時の1日2回を予定。コンタクトアニマルズ(北エリア)で行われる。体調などにより、公開の内容が変更・中止になる場合がある。なお、公開終了時期は未定。「神戸どうぶつ王国」の開園時間は、月曜~金曜は午前10時~午後4時、土日祝は午後5時まで。木曜定休。詳しくは、神戸どうぶつ王国公式サイトに掲載されている。

(取材・文=坂本有伽)

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