なぜ全裸で用を足してる? ベルギーの『しょんべん小僧』 実は1000着超の衣装持ち 少女像も存在する | ラジトピ ラジオ関西トピックス

なぜ全裸で用を足してる? ベルギーの『しょんべん小僧』 実は1000着超の衣装持ち 少女像も存在する

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 誰しも1度は目にしたことがあるであろう「しょんべん小僧」。世界中で広く知られる像ですが、なぜ「全裸で用を足す姿」が像となったのか……。そのシュールさに謎は深まるばかりです。

Delvaux ©E.Laurent

 実はこの少年、ベルギーの街を救ったヒーローだったのです! しかも、1000着以上の衣装を持つおしゃれさん。ベルギーにある「GardeRobe MannekenPis(しょんべん小僧衣装博物館)」 のスタッフから興味深い話を聞きました。

◆愛称はマヌケンピス

 ベルギーの首都ブリュッセルにある、身長55.5センチ、体重20キロという小柄な像。オランダ語で「Manneken-Pis(マヌケンピス)」と呼ばれ、市民に親しまれています。もともと像が置かれていたのは水を汲むことができる公共の噴水でしたが、観光名所となった現在はその周りを柵で囲われています。設置された時期は明確ではありませんが、1451年(日本の室町時代)にはすでに存在していたという記録が残っています。

筆者撮影

◆なぜヒーローに?

 諸伝説ありますが、その昔、ブリュッセルの城壁を爆破しようと敵軍が導火線に火をつけました。そのとき偶然通りかかった1人の少年が、水の代わりにしょうべんをかけて火を消したのです! 街の危機を救ったこの少年は、一躍市民のヒーローになったといいます。

◆衣装は1000着以上!

 専用の衣装博物館があるほどで、現在、その数はなんと1106着にも及ぶのだそう!

Ligue Braille ©E.Laurent

 さらに、毎年20〜30着の新作が作られており、日本の甲冑(かっちゅう)から有名キャラクターまでさまざまなジャンルの衣装を所有しているのだとか。

Daimyo ©E.Laurent
Mickey ©E.Laurent
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