スーパーマーケットでは、手動で枚数を分ける整理箱を置いて提供しているところが多かったです。一方、アメリカでは昭和30年代にはすでに自動分別できる機械が発行されていたそうで、その後、弊社もブルーチップスタンプの電動発行機としてアメリカ製の「イージーカッター」を導入しました。
ちなみに、現在も個人商店を中心とした一部ではスタンプで販売しています。年配の方は目に見える形がいいみたいです。
――ブルーチップを貯めると何がもらえたのでしょうか?
【土橋さん】 ギフトカタログを提供し、スタンプ枚数に応じてギフトを提供することで販売促進を狙っていました。当時は100万枚を溜めると、車や海外旅行も提供していました。そこまで集められた人はいらっしゃらないですが(笑)。
時代の影響もあると思うのですが、カタログにはルイ・ヴィトンのバッグなども掲載されており、ポイントを貯めて購入される若い女性もいたそうです。一般の主婦の方は、鍋かフライパンが多かったですね。
現在は、そのまま割引に使われることが多いです。当時は、「ポイントをたくさん貯める」ということを目標にがんばっている人が多かったです。私たちはあくまでも販売促進として提供しているので、小売店の活性化につながればうれしく思います。
――現在も紙のブルーチップスタンプは使用可能なのでしょうか?
【土橋さん】 ブルーチップは無期限有効なので、もちろん可能です。カタログも当時のものではなく、現在の景品を提供しています。
――現在力を入れていることを教えてください。