音頭あり・アニソンあり・反戦フォークあり…1970年の大阪万博ではどんな音楽が流行したのか? | ラジトピ ラジオ関西トピックス

音頭あり・アニソンあり・反戦フォークあり…1970年の大阪万博ではどんな音楽が流行したのか?

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 2025年に開催される「2025年日本国際博覧会」(略称「大阪・関西万博」)。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに大阪を中心とした関西で開催されるということで盛り上がっていますが、万博といえば思い出されるのが1970年の「日本万国博覧会」……いわゆる大阪万博。今回はあの大阪万博に関連して生まれたヒット曲や珍曲について、シンガーソングライター・音楽評論家の中将タカノリと、シンガーソングライター・TikTokerの橋本菜津美が紹介します。

1970年の大阪万博ではどのような音楽が流行していたのでしょうか? 写真は岡本太郎が制作した大阪万博のシンボル「太陽の塔」

【中将タカノリ(以下「中将」)】 年が明けたので大阪・関西万博まであと2年ということになりました。僕たち周りの業界人やお商売をしている人たちも盛り上がっていますね。

【橋本菜津美(以下「橋本」)】 2018年に開催が決定したときはまだ まだ先の話と思っていましたが、いつの間にかあと2年! 私たちも何かあやかりたいものですね。

【中将】 便乗して何かできたらいいな……という企みはあるのですが、それはまた後日発表するとして。今回は1970年の大阪万博のときはそれに関連してどんな楽曲が流行ったのかを紹介したいと思います。

【橋本】 私の父や母が子どもの頃ですよね。会場に行った話はたまに聞くことがありますが、どんな音楽が流行ったのでしょうか?

【中将】 公式なものからそうでないものまで、いろいろあるのですが、代表的なものはこれでしょうね。三波春夫さんの「世界の国からこんにちは」(1967)。万博テーマソングで、140万枚を売り上げたと言われています。

【橋本】 この曲はもちろん知っていたんですが、大阪万博のテーマソングだとは認識してませんでした!

【中将】 生まれるはるか昔のことだから仕方ないですね(笑)。ちなみに三波さんは東京オリンピックでもテーマソング「東京五輪音頭」を歌っているので、戦後を代表する2大イベントでテーマソングを手がけたことになります。

【橋本】 すごい! 歌手として相当持ってる方ですよね。

【中将】 あと、「世界の国からこんにちは」は各レコード会社の競作として発表されたので、三波さん以外にも坂本九さん、吉永小百合さん、山本リンダさんなどいろんな方が歌っています。聴き比べると面白いかもしれませんね。

【橋本】 リンダさんのバージョンすごく気になります……!

【中将】 さて、次にご紹介するのも公式ソングです。村田英雄さんの「万国博音頭」(1966)。「世界の国からこんにちは」と違って、がっつり和風ですね。

【橋本】 「実る産業 豊かな文化」……ガチガチに宣伝臭い歌詞だけど(笑)。やっぱり音頭って日本らしくていいですよね。2025年の大阪・関西万博でもこういう曲が1つくらいテーマソングになればいいなと思いました。


ラジオ関西「中将タカノリ・橋本菜津美の昭和卍パラダイス」公開収録スペシャル

※ラジオ関西『中将タカノリ・橋本菜津美の昭和卍パラダイス』放送1周年記念イベントが3月15日(水)に神戸・三宮のチキンジョージで開催されます!

●ラジオ関西「中将タカノリ・橋本菜津美の昭和卍パラダイス」公開収録スペシャル
1部 「中将タカノリ・橋本菜津美の昭和卍パラダイス」ラジオ公開収録
2部 ラピス和尚監督、橋本菜津美主演映画「4390」制作発表トークショー
3部 中将タカノリと橋本菜津美がゲストを迎えお送りする昭和歌謡ライブショー

開催日時 2023年3月15日(水)18:30開場/19:00開演
入場料 3000円+ドリンク代
会場 チキンジョージ(兵庫県神戸市中央区下山手通2-17-2-B1F)
http://www.chicken-george.co.jp/
イベント詳細HP http://info.lazy-art.net/?eid=51


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