たったふた言「西川のりおの取扱説明書」 パワフル過ぎて高山トモヒロ発案 今だから汲み取れる学びも多々 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

たったふた言「西川のりおの取扱説明書」 パワフル過ぎて高山トモヒロ発案 今だから汲み取れる学びも多々

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 吉本興業のお笑いコンビ「ケツカッチン」の高山トモヒロが、漫才師・西川のりおについて、大食漢エピソードや今だからこそ汲み取れる先輩からのメッセージを、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組『Clip』(ラジオ関西、月-木午後2時30分~)で振り返った。

「劇場で出番が一緒になったら、よくランチに誘ってもらってたんです」と、西川のりおの若手芸人に対する優しさを振り返りつつ、話を切り出した高山。しかし、なんばグランド花月では「僕は『爆笑族』っていうオープニング枠に出てたので、師匠とランチに行くと2回目の出番まで1時間半くらいしかないんですよ。サッと食べれば余裕あるんですけど、師匠の話が長い(笑)!」と、トリを務める大御所との出演時差や、後輩として礼儀を尽くしたい気持ちから生じる“苦悩”を語った。

西川のりおさん(写真右)、高山トモヒロ
西川のりおさん(写真右)、高山トモヒロ

 また、外へは出しにくい楽屋話について「普段あれだけ舞台で声張ってる師匠が、ボソボソ声でしゃべるんですよ。『ここだけの話やけどな……』って、全然わからん(笑)」と親しみをこめてボヤいた。そんな時には、“のりお師匠の取扱説明書”があるのだそうで、「『えー! そうなんですか!』を使うんですよ。そしたら、なぜかうまいこと会話がつながる(笑)」と明かした。

 西川のりおの食事の量についてもエピソードを披露。西川は、そば屋でもそば単品ではなく、天ぷらや小鉢から、みそ汁、だし巻き卵などまで付くセットを注文するそう。高山は「『師匠と同じの頼んでいいですか』って聞くんです。師匠より高いものはアカンと思うし、逆に安いもの頼むと『気ぃ遣ってるんか』ってなる」と、後輩の思いを垣間見せたあと「そうなると(同じものを食べるのが)大変やねん(笑)。あのパワーは食からきてるのかもしれないですね」と、大食漢の先輩を分析した。

 さらには、十分な昼食を済ませた後に「お茶しよか」と誘われることも多かったと話す高山。当時、大阪に出店したばかりだったコメダ珈琲店へ行った際の出来事を語った。

「もともと(コメダ珈琲店は)名古屋のお店ですよね。大阪の若い子たちが興味持ってたから、リサーチも兼ねてたんじゃないかな」と推察。「おそば食べた後やのに、しっかりコーヒーとケーキ頼むねん。それでまた『ここだけの話やけどな…』ってボソボソ話すから、僕も『えー!そうなんですか!』って(笑)」(高山)

 これらのエピソードを聞いた、番組パーソナリティの慶元まさ美は「甘んじることなく色々なことに興味を持ってるってことですよね。すごいですよね」と驚きを見せた。高山も「“興味を持つこと”の大切さですよね。当時、のりお師匠は今の僕の歳くらいだった。今(師匠みたいに)オシャレな喫茶店できたから行ってみようと思うかな……」と自らに照らし合わせ、「たとえば、料理やってみよう、楽器やってみようっていうのも、口だけじゃなくて下手でもいいからやってみるとか、“興味を持つこと”の大切さを教えてくれてたんだと思います。」と、年齢を重ねたからこそ汲み取れる先輩からのメッセージを確かに受け留めているようだった。

※ラジオ関西『Clip木曜日』「高山トモヒロの楽屋ウラジオ」2023年1月19日放送回より

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