スパイスは冷え性や新陳代謝活性化に効果があるとされ、近年のスパイスカレーブームなどにより、いっそう注目を集めている食材です。
兵庫県神戸市の都心・三宮にある『神戸スパイス』(中央区)では「世界のスパイスを神戸から! あなたの暮らしを“Spice”でより豊かに」をコンセプトに、インド・スリランカ・イタリア・ベトナムなど世界各地から厳選し集めたスパイスや食材を販売しています。
代表を務めるのがバシン・晴美さん。インド人の男性と知り合い、結婚。1997年にインド料理専門店をオープンしたことをきっかけに、もっとインド料理を広めたいという思いからスパイス専門店もオープンしたそうです。
同店ではどのようなスパイスが販売されているのでしょうか? スパイスの使い方なども含め、バシン・春美さんに話を聞きました。
――販売しているスパイスは何種類ありますか?
神戸には多くの外国人が暮らしています。自国の味が恋しくなったとき、なるべく故郷の味に近づけることができるよう、常時200〜300種類ほどのスパイスをそろえています。また、海外旅行されて現地の料理がおいしかったため、作り方や使用スパイスを独自でお調べになって買い求めに来る方もいらっしゃいます。
――売れ筋スパイスとおすすめ商品を教えてください。
おもにカレーに使うスパイス、とくに絶対的存在のコリアンダーやクミンなどはよく出ますね。さまざまなスパイスを組み合わせた“ガラムマサラ”も人気です。おすすめは当店オリジナルのカレーパウダー。私どもが経営するインドレストランのコックさんがブレンドしています。このパウダーを加えていただくと、普段のおうちカレーが一気に本格的になりますよ!
――寒い時期に使うとよいスパイスはありますか?
体を温める効果の強いシナモンですね。紅茶などをシナモンスティックで直接かき混ぜると、甘くていい香りになります。朝のコーヒーにも使ってみてください。