65歳を過ぎると、「メタボ」よりも意識してもらいたいのが「フレイル予防」。フレイルとは、病気ではないけれど、年齢とともに心身の活力が低下し、介護が必要になりやすい状態のこと。神戸市では、食事面でフレイル予防を呼びかけるとともに「KOBEフレイル予防簡単レシピ」を公開している。
![KOBEフレイル予防簡単レシピ「カルボナーラドリア」](https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2023/02/KOBE%E3%83%95%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%AB%E4%BA%88%E9%98%B2%E7%B0%A1%E5%8D%98%E3%83%AC%E3%82%B7%E3%83%94%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%9C%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%89%E3%83%AA%E3%82%A2-1024x576.jpg)
年齢を重ねると、自分でも気づかないうちに栄養不足になり、体重が減ってしまう人が多い。65歳前後から気をつけたい「フレイル」はおもに3種類が存在し、さまざまな要素が原因となり悪化するといわれている。
(1)社会的フレイル:閉じこもりや1人での食事が多いことが原因
(2)精神・心理的フレイル:うつ・記憶力の低下などが原因
(3)身体的フレイル:筋力の低下や活動量の減少などが原因
フレイル予防のためには、積極的な外出や、人との交流、運動習慣をつけて筋力を維持することが大切だといわれている。食事面ではしっかり噛んで口の機能を衰えさせないこと、食欲がないときにも1日3食しっかり食べることが重要とされ、特に、毎食欠かさず『たんぱく質』を摂ることが大切だ。
筋肉や臓器など体を構成する要素として、非常に重要な役割を担うたんぱく質。たんぱく質が含まれる食べ物は、肉・魚・卵・大豆製品・乳製品などで、65歳以上の場合、1日に「男性は60グラム」「女性は50グラム」以上の摂取がよいとされる。
たんぱく質は牛乳や乳製品などにも多く含まれているので、牛乳をたっぷり入れたコーヒーや、きな粉を混ぜたヨーグルトなどはたんぱく質が不足しがちな朝食や間食、運動後の栄養補給にオススメ。食事はもちろん、あわせて運動を行うことも重要だ。
神戸市では、市内食品関連企業と協力し、たんぱく質がしっかり摂れる献立「KOBEフレイル予防簡単レシピ」を提案している。
◇「簡単お好み焼き風トースト」
食パンにハム・千切りキャベツ・生卵をのせてトースターで焼き、最後にお好み焼きソースをかけて完成。野菜のほかに、ハムや卵などのたんぱく質も取ることができる。
![簡単お好み焼き風トースト(神戸市提供)](https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2023/02/%E7%B0%A1%E5%8D%98%E3%81%8A%E5%A5%BD%E3%81%BF%E7%84%BC%E3%81%8D%E9%A2%A8%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%EF%BC%88%E7%A5%9E%E6%88%B8%E5%B8%82%E6%8F%90%E4%BE%9B%EF%BC%89-1024x576.jpg)
◇「KOBEフレイル予防簡単レシピ」について
【KOBEフレイル予防簡単レシピ】
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