65歳を過ぎたら要注意! 「健康と要介護の間」 たんぱく質摂取で『フレイル』予防 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

65歳を過ぎたら要注意! 「健康と要介護の間」 たんぱく質摂取で『フレイル』予防

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 65歳を過ぎると、「メタボ」よりも意識してもらいたいのが「フレイル予防」。フレイルとは、病気ではないけれど、年齢とともに心身の活力が低下し、介護が必要になりやすい状態のこと。神戸市では、食事面でフレイル予防を呼びかけるとともに「KOBEフレイル予防簡単レシピ」を公開している。

KOBEフレイル予防簡単レシピ「カルボナーラドリア」
KOBEフレイル予防簡単レシピ「カルボナーラドリア」

 年齢を重ねると、自分でも気づかないうちに栄養不足になり、体重が減ってしまう人が多い。65歳前後から気をつけたい「フレイル」はおもに3種類が存在し、さまざまな要素が原因となり悪化するといわれている。

(1)社会的フレイル:閉じこもりや1人での食事が多いことが原因
(2)精神・心理的フレイル:うつ・記憶力の低下などが原因
(3)身体的フレイル:筋力の低下や活動量の減少などが原因

 フレイル予防のためには、積極的な外出や、人との交流、運動習慣をつけて筋力を維持することが大切だといわれている。食事面ではしっかり噛んで口の機能を衰えさせないこと、食欲がないときにも1日3食しっかり食べることが重要とされ、特に、毎食欠かさず『たんぱく質』を摂ることが大切だ。

 筋肉や臓器など体を構成する要素として、非常に重要な役割を担うたんぱく質。たんぱく質が含まれる食べ物は、肉・魚・卵・大豆製品・乳製品などで、65歳以上の場合、1日に「男性は60グラム」「女性は50グラム」以上の摂取がよいとされる。

 たんぱく質は牛乳や乳製品などにも多く含まれているので、牛乳をたっぷり入れたコーヒーや、きな粉を混ぜたヨーグルトなどはたんぱく質が不足しがちな朝食や間食、運動後の栄養補給にオススメ。食事はもちろん、あわせて運動を行うことも重要だ。

 神戸市では、市内食品関連企業と協力し、たんぱく質がしっかり摂れる献立「KOBEフレイル予防簡単レシピ」を提案している。

◇「簡単お好み焼き風トースト」

 食パンにハム・千切りキャベツ・生卵をのせてトースターで焼き、最後にお好み焼きソースをかけて完成。野菜のほかに、ハムや卵などのたんぱく質も取ることができる。

簡単お好み焼き風トースト(神戸市提供)
簡単お好み焼き風トースト(神戸市提供)

◇「KOBEフレイル予防簡単レシピ」について
【KOBEフレイル予防簡単レシピ】

◇『サンデー神戸』
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サンデー神戸 | ラジオ関西 | 2023/2/26/日 16:30-17:30

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