そしてクロッフル。「クロワッサン+ワッフルの、新感覚ワッフルです」と教えてくれたのは、神戸や京都にも出店しているクロッフル専門店「WAFLA(ワッフラ)」(本店:兵庫県芦屋市)のブランドマネージャー 常喜厚生さん。
同店では「フランス産A.O.P.(※)認証の発酵バターを幾層にも折り込んだクロワッサン生地をじっくりと低温発酵させ、ワッフルマシンでそのままプレス」しているとのこと。「キャラメリゼしたクロッフルは、表面サクッと、中はもっちり食感に。プレーンは、お好みでアイスやクリーム・フルーツなど乗せてデザートにしてもいいですし、粉チーズと蜂蜜をかけて甘じょっぱい味もおすすめです」とその魅力を語ります。(※A.O.P.=欧州の原産地保護呼称、「Appéllation d’Origine Protégée」の頭文字。産品には気候や生産法などの地域特性が反映されるとの考え方のもと、産品の原産地を保証するもの)
韓国スイーツとしてのイメージもあるクロッフルですが、「私達が開発したきっかけは、2017年に阪急うめだ本店(大阪市北区)のパンイベントの参加が決まり、今までにない変わったワッフルを新商品にと製作したことでした」と、常喜さんの口からは意外な開発秘話も飛び出しました。
ランキング全体を見てみると、「センイルケーキ(韓国発のカラフルな誕生日ケーキ)」「トゥンカロン(韓国マカロン)」「ホットク」「韓国かき氷」など、韓国発のスイーツが多くランクインし、韓国ブームの根強さを印象付けました。
また多くの大学生が、インスタグラムやTikTokなどのSNSから情報を得ていることもあり、写真や動画に撮った際に映える「見た目にインパクトのあるスイーツ」が流行の傾向にあるようです。
一瞬、まるで平面に描かれた絵のように錯覚してしまう「2Dケーキ」も、SNSとの相性の良さから、人気が急上昇。パティシエの作品はもちろんですが、自分で作った2DケーキをSNSに投稿する人も多く見られます。