もう一つの目標は、これまでの技術を応用して人が乗って操縦できるロボットを作りたいです。ただし、これは100均の材料にこだわらない方が簡単と考えています。
――最後になりましたが、「100均ロボ」の魅力について教えてください。
【片山さん】 非力で単調な動きしかできない動力源を使って、大小さまざま、いろいろな動きをするロボットを作るのが100均ロボの醍醐味です。
100均にはいろいろな材料が売られていて、どう使うかは作り手の発想次第。可能性は無限大です。
一方で、自分は使えないのですが、100均ロボの製作に設計ソフトや3Dプリンターを利用するのもありだと思います。方眼紙に鉛筆で落書きみたいな設計図を描いてから作る私の方法よりも、はるかに作品に幅が出るのではないでしょうか。
いずれの方法であっても、結局は一生懸命手を動かして試行錯誤することでいいものが作られると思います。これからも、安く素早く作れて巧みに動く「安い早い巧い100均ロボ」を、色々なアイディアで作っていこうと思います。
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いかがでしたか？ アイデアや創作意欲に溢れた片山さん。今後、どんな「100均ロボ」が誕生するのか楽しみですね。
（取材・文＝中口のり子）
