【リポート】「0泊3日」の弾丸フェリー旅を20代記者が初体験 「寝られるの?」「現地ではどう過ごす?」【大阪-別府】 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

【リポート】「0泊3日」の弾丸フェリー旅を20代記者が初体験 「寝られるの?」「現地ではどう過ごす?」【大阪-別府】

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◆少しでも多くの観光名所を回りたい! そんな時には車とレンタサイクルが便利?

 7時ごろに下船。まずはレンタカーに乗って8時間ほどかけ、「原尻の滝」(豊後大野市)や「九重“夢”大吊橋」(玖珠郡九重町)などの観光名所を回り、最後は湯布院に立ち寄りました。

「原尻の滝」は大分県百景のひとつにあげられている名瀑だ
「九重“夢”大吊橋」は長さ390m、高さ173m、幅1.5m。歩道専用の吊橋としては日本一の高さを誇る

「やまなみハイウェイ」(県道11号)を走っていると、熊本県に入る場面も。白く染まる、雄大なくじゅう連山の絶景を楽しみました。別府市から南西方向に大きな円を描き、右回りでドライブ・観光しましたが、道中ではとり天をはじめとする大分名物や、鹿肉や猪肉を使ったジビエ料理を楽しむことができ、とても有意義なものでした。移動時間が長いことに目をつむることができるようでしたら、このルートはおすすめです。

やまなみハイウェイ途中にある「長者原」。2月上旬で車の温度計は外気温「マイナス1度」を示していた
湯布院は、海外からの観光客が多くごった返していた

 最も印象に残ったのが、120年近い歴史ある酒蔵「牟禮鶴酒造」(豊後大野市)。神戸市内の飲食店で一度飲んだ時、その味わいに感激し、今回どうしても行ってみたいとアポなしで訪問しました。2月中旬からの仕込みを前に、まだ稼働していない、麦の香りがふわりとするお酒づくりの現場を見学させていただくなど、温かく迎え入れてくださいました。麦焼酎を中心に、少数精鋭で丁寧なお酒造りをされています。見かけた際にはぜひ飲んでみてください!

一度飲んでファンになった、牟禮鶴酒造を訪問。昔ながらの蔵で、麦が発酵した香りに包まれる
120年近い歴史を持つ牟禮鶴酒造。清酒造りからスタートし、現在では麦焼酎を主戦場とする

 16時ごろに一度フェリー乗り場に戻り、ロッカーに購入したものなどを詰め込んだ後、最後はレンタサイクルで別府市内を観光。フェリーターミナル内にポートがあり、とても便利です。「地獄蒸しプリン」で名高い岡本屋売店まで、45分ほど必死に坂を上ります(電動アシスト機能におんぶにだっこ)。

レンタサイクルを借りたり返却したりするポートは市内にいくつかあり便利
「大分香りの博物館」では、予約が必要だがオリジナルの香水作りを体験できる

 その後はほとんどペダルを漕ぐことなく坂を下りながら、「大分香りの博物館」に立ち寄ったり、「別府地獄めぐり」のポイントを写真に収めたりとラストスパート。フェリーターミナルに帰り着いたのは18時過ぎ。もうヘトヘトです。搭乗の手続きを経て、18時半に帰りのフェリーに乗り込みました。

「地獄蒸しプリン」で有名な岡本屋売店からの景色。45分ほど急坂を上がる。体力に自信がない方に自転車はおすすめしない
地獄めぐりの途中で見つけた、恐ろしい名前の公園。地元の子どもたちが仲良く遊んでいた
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