栄養士の資格を持つ落語家の桂ぽんぽ娘(ぽんぽこ)が、ラジオ番組『原田伸郎のびのび金ようび』(ラジオ関西)に出演。テレビ番組の料理自慢芸人対決にも出場する腕前を生かし、今回は、忙しい春先におすすめの栄養たっぷり簡単レシピを紹介した。
じつは、子育て真っ最中のぽんぽ娘。「私事ですが、今年も子どもの役員会の役員になってしまいまして……。めちゃくちゃ呼び出しが多いんです。しかも会計になってしまって……」と暗い表情で明かした。この悩みに共感する子育て世代も多いのではないだろうか。
ぽんぽ娘いわく、忙しくて家でご飯を作る暇もないとのことだが、春は誰もが忙しい季節。そこで今回は、炊飯器一つで簡単にできて、栄養が偏らず、しかも季節感たっぷりの『梅を使った炊き込みご飯』のレシピを紹介した。
◆梅を使った炊き込みご飯
【材料】
・米(2合)
・サバ缶(1缶。味はお好み。醬油や、水煮、味噌など)
・大葉(10枚ぐらい)
・梅(梅干しや、梅チューブなど)
・めんつゆ(味付け用)
【作り方】
(1)米2合をしっかり洗って、炊飯器の2合より少し少ない水につける。(冬であれば1時間、夏は30分程)
(2)炊飯器にサバ缶を汁ごと入れる。
(3)めんつゆを、小さめに2周回し入れる。(濃い味が好きな人は3周。味見して、おいしいと感じる量)
(4)炊飯器のスイッチを入れ、炊き上がったら、まぜてサバをほぐす。
(5)梅を入れる。(梅干しは叩いて。多めに入れるとサバ缶のクセが無くなり食べやすくなる)
(6)千切りにした大葉を入れて、できあがり!
梅がないときは、ショウガを刻んで入れても、サバ缶の臭み消しになっておいしいという。ぽんぽ娘は「私は節約したくて100円均一に売っている梅チューブを使いました。1食(2合分)300円くらいでできました」と話す。
梅は、冬の間も葉や花が枯れないことから松、竹とともに「松竹梅」と称されるほど、縁起の良い植物・食べ物とされている。また、冬の間に体が硬くなったところに急に運動をすると、転びやすく、骨が弱っている人は骨折してしまうなどの恐れもあると言われている。それらの予防効果が期待できるカルシウムの吸収を、梅の実の成分が助けるのだそう。春を感じさせる『梅』を使った炊き込みご飯、作ってみては。
◆桂ぽんぽ娘
吉本興業。東京出身の上方落語家。昭和女子大学短期大学部食物科学科卒。女性落語家としては珍しい「ピンク落語」が有名。栄養士の免許も取得し、笑いと栄養の両面から健康をテーマにした講演も行っている。
※ラジオ関西『原田伸郎のびのび金ようび』 2023年3月10日放送回より
【放送音声】2023年3月3日放送回