東寺を訪れる人々は空海を「弘法さん」と呼び、月命日の21日には約千もの露店で賑わい、「弘法市」として親しまれている。作家・司馬遼太郎は生前、京都で知人と待ち合わせる場所は、空海が寝泊まりしたとされる東寺の御影堂(みえどう)の前と決めていた。
東寺の三浦文良執事長は「生誕1250年、さまざまな宗派を越えて信仰されている“弘法さん”を、ビジュアルで感じてほしい」と話す。
《「弘法大師行状絵巻」修理完成記念》
東寺と弘法大師行状絵巻 – 深き徳 高き志 –
◆会期 2023年3月20日(月)〜5月25日(木)※会期中無休
◆拝観時間 午前9時〜午後5時(拝観受付は午後4時30分まで)
◆入館料 大人500円(400円) 中学生以下300円(240円) ※()内は30人以上の団体料金
※期間中、一部展示替えあり(重要文化財「弘法大師行状絵巻」は、前期に巻一から巻六を、後期に巻七から巻十二を展示)
前期 2023年3月20日(月)~4月21日(金)
後期 2023年4月22日(土)~5月25日(木)