ネットスラング、SNS用語、ギャル語は日々新しい言葉が生まれている一方で、あっという間に死語扱いされてしまう言葉も多く、流行りすたりが目まぐるしく変化しています。そんなギャル語のインパクトにノックアウトされてしまった、子育てパパのツイートが話題になりました。
6歳と3歳になる息子さんたちのパパである山椒さん(@neo_san_sho3)のツイートはこちらです。
『バスの中でギャル4人組がTikTokを見ながら楽しそうにしていた時に、うちの子供達が舌足らずな感じでドラゴンボール超の主題歌を歌いだして、「はっ…ありえなくない…」と言われたから、ヤバいかなと子供達に注意しようとしたら、「可愛すぎて株式会社ムリンゴなんだけど!」とギャル達がキャッキャしてた』
子育てにおけるヒヤッとする場面かと思いきや、一転してギャル達の微笑ましい反応に、「株式会社ムリンゴ」というパワーワードも相まって、7.6万いいねを集める大反響となりました。
山椒さんは続けて、『ギャル語ってまじユニバースでは?株式会社ムリンゴって何ンゴ?と思うけど耳に残っている。カリスマみたいな人から出てくる流行りなのか、それとも、それぞれのギャルから生まれてくる言霊なのか?』とツイートし、ギャル語のインパクトを語りました。
「ありえない」「無理」「ヤバい」「しんどい」などのネガティブワードを、「尊すぎて胸が苦しい」という意味合いでポジティブな気持ちを込めて使うのは、現代ならではの用法。使うシチュエーションによって、肯定なのか否定なのかが変化するなんて、若者言葉の行間を読むのは一苦労です。しかも「ありえなくない?」は「ありえる」ということなのか、「ありえない」の疑問形なのか……ネットスラングもギャル語も、文法の治外法権下で生まれるため、解析不能です。
「株式会社ムリンゴ」という言葉を初めて聞いたという人も多く、リプライでは驚きの声が多数寄せられました。
「株式会社ムリンゴの字面が面白すぎてジワジワ笑いが来ましたw」
「うちもドラゴンボールファンなので、株式会社ムリンゴに入社します!」
「株式会社ムリンゴ、今日から使っていきます!」
「ギャルの否定から入る出だしは、褒め言葉ですね」
「尊さが限界突破サバイバーしてる」
山椒さんに、当時のバス内の状況を聞きました。
ーー息子さんたちが歌っていた曲は何ですか?
「『限界突破×サバイバー』のサビ部分です。家では『超絶☆ダイナミック』もよく歌っていますし、かめはめ波も打ちまくっています(笑)。私はアラフォーなんですが、自分が小さいときにドラゴンボールZのアニメをよく観ていたので、自分の子どもたちがドラゴンボールにハマっているのが不思議な感じです」