水谷さんが地元のライオンズクラブや大阪モード学園に呼びかけ、イベントには500人以上が参加した。 大阪湾の美化にもつながる清掃活動も行った。
■SDGsドレス、制作して見えたものは?~大阪モード学園
そして、川を汚すプラスチックなどの廃材が、未来を担うデザイナーが学ぶ老舗・大阪モード学園(大阪市北区)学生たちの手によって、世界でひとつだけの、アートで個性豊かな「SDGsドレス」に変身した。
3年の直原彩香さんは、“プチプチ”と呼ばれる気泡緩衝材にペットボトルのキャップを連ねた。「かわいいと思ってもらえるようなデザインを考え、2日間、5人で1日12時間かけて制作した」と振り返った。
同じく3年の高木藍羽さんと藤原奈未さんはメイクとヘアを担当。「屋外ファッションショーは初めて。いつも向き合うのはテキスタイル(織物や繊維)なので、廃材を使ったドレスに合うようなメイクを考えるのが難しかった。通常のファッションではなく、こうしたコンセプトでショーを企画すること自体、環境問題が深刻なんだと実感した。今、繊維のリサイクルも進んでいるし、ヒントになることは沢山あった」と話した。
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