全国的に有名な淡路島の玉ねぎは柔らかくて辛味が少ないのが特徴。とくに3月~5月初旬に収穫される早生の「新玉ねぎ」は甘みが際立ってみずみずしい。
通常、玉ねぎをスライスして生で食べる場合はしばらく水にさらして辛味を抜くが、早生の新玉ねぎは辛味が気にならないためそのまま食べられる。そのため水中に流れてしまいがちな水溶性の栄養素を逃すことなくしっかりと摂取できるのだ。それでも辛味が苦手な人や子どもの場合は、スライスしてから15分ほど置いておけばわずかな辛味も抜けさらに食べやすくなるという。
神戸市須磨区にある産直市場『ナナ・ファーム須磨』でも3月下旬から淡路島の新玉ねぎを仕入れている。担当スタッフによると、収穫量の少なかった昨年に比べて今年は順調な仕入れ状況ということだが、それでも週末に入荷した新玉ねぎは週明けを待たずに売り切れてしまうほどの人気ぶり。
「新玉ねぎは成長が早いため、切り口から芽が出ていることがあります。品質には問題がないのでおいしく食べてほしいですね。甘さを楽しむなら断然生で食べるのがおすすめですが、あえて加熱してトロトロになったものも試していただきたい。丸ごとレンチンして麺つゆと鰹節をかけると、口の中いっぱいに玉ねぎのジューシーさが広がります」(担当スタッフ)
最後に新玉ねぎを扱う際の注意点を聞いた。
「みずみずしさがウリの新玉ねぎは水分量が多くそのぶん傷みも早いため、購入後はすぐに冷蔵庫で保管し早めに食べきるりましょう」(担当スタッフ)
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