【女子バレー】ヴィクトリーナ姫路、V2降格を謝罪 新指揮官に元オランダ女子代表監督セリンジャー氏を招聘へ | ラジトピ ラジオ関西トピックス

【女子バレー】ヴィクトリーナ姫路、V2降格を謝罪 新指揮官に元オランダ女子代表監督セリンジャー氏を招聘へ

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 バレーボール・Vリーグ女子1部のヴィクトリーナ姫路が、来シーズンから2部へ降格することが決まったのを受けて、14日、チームを運営する株式会社姫路ヴィクトリーナが姫路市内で記者会見を行い、V2降格を謝罪した。

 日本代表の宮部藍梨選手を獲得するなど陣容をそろえ、上位進出を目指していた2022-23シーズンのヴィクトリーナ。しかし、V1の「V・レギュラーラウンド」では5勝28敗と大きく負け越し、12位(最下位)に低迷。その後、安保澄監督が退団し、高橋駿コーチが監督として指揮を執る中で臨んだ4月8日と9日のV1・V2入れ替え戦(「V・チャレンジマッチ ~2023-24 V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN 出場決定戦~」)でも、V2を制したプレステージ・インターナショナルアランマーレに2連敗を喫し、V2降格が決まった。

「たくさんのご支援があるなか、皆さまの期待に応えることができず、結果、V2に降格してしまった。チームを代表してお詫び申し上げます」と頭を下げたのは、会見に出席した同社代表取締役球団社長の橋本明氏。

「チーム、チームスタッフ、フロントスタッフ、すべてを見て、勝てる可能性があったと感じるなか、チームが一体となってまとまりきれず、シーズンを通して迷走していたような状態。それが今回の成績に至った」と、降格の要因を語った橋本氏は、「成績も含めて、全責任は私にある。今年5月末付で代表取締役社長を辞任する」と、トップ自らが責任をとって身を引く意向を示した。

V2降格を謝罪した、株式会社姫路ヴィクトリーナ代表取締役球団社長の橋本明氏

 会見のなかで橋本氏は、ヴィクトリーナ姫路をともに立ち上げた姫路市出身の眞鍋政義氏(現、日本女子代表監督)の名前をあげ、「思い返せば、彼の存在自体がチーム、この会社にとっても大きかったと強く感じている。(チームの)大きな方向性、バレーボールに対するクオリティーなど、そういったところに非常に影響が出ていた」とコメント。一昨年から日本女子代表監督に復帰したため、昨年1月をもってクラブを離れたレジェンドの不在は、想像以上に響いたよう。「もう一度原点に立ち返って、ゼロからスタートするためには、彼の残してきたものをもう一度見つめ直す必要がある」と、眞鍋氏の思いを受け継ぐことがヴィクトリーナ再起に欠かせないと述べた。

 また、会見では次期監督についても言及。元オランダ女子代表監督で、Vリーグでは久光製薬スプリングアタッカーズ(現、久光スプリングス)で指揮をとった経験を持つオランダ人のアヴィタル・セリンジャー氏(64)と基本合意したと明らかにした。セリンジャー氏の父は、かつてアメリカ女子代表やオランダ男子代表をオリンピック銀メダルに導き、日本でもダイエーオレンジアタッカーズやパイオニアレッドウィングスを常勝チームに育て上げた名将、アリー・セリンジャー氏。

「今回の(V2降格の)事態を招いたり、ここ数年の戦績など、いろんなものを鑑みた。ファンやスポンサーの期待に応えるためには、眞鍋をイメージした監督の招聘がどうしても必要という結論。選手の個性をいかして、勝つことや、チーム作り、理解や経験、キャリアのある方を探すと、国内だけでは見つからず、海外から監督を招聘するということに至った」と、セリンジャー氏を迎え入れる理由を述べた橋本氏。

「私自身、彼と話したり、いろんな条件などをやりとりしたなか、本当に前向きに応じてくれた。実は2部に落ちたことも伝えたが、そこから上にあがる強い気持ちを持って一緒に戦ってくれると(述べていた)。全面的に、彼と新たにチーム作りをしていきたいと考えた」と、ヴィクトリーナは実績抜群の指揮官のもとで再生に向かう道を選んだ。

 なお、ヴィクトリーナによると、5月1日から行われる第71回黒鷲旗全日本男女選抜大会では、元監督の中谷宏大氏が指揮を執るという。

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