兵庫県・淡路島へ本社機能の一部移転を進めている人材派遣大手・パソナグループ(本社・東京都千代田区)は、淡路島内の新たな交通インフラとして、メルセデス・ベンツやシボレー・カマロなど世界の名車を使ったレンタカー事業『淡路島プライムレンタカー』を始めた。
淡路島では、1966(昭和41)年に淡路鉄道が廃線となり、島内の主な交通手段は乗用車となっている。その後、鳴門海峡大橋・明石海峡大橋の開通で、京阪神の大都市と四国が高速道路で接続され、島内外の移動でも車を用いた交通網が発展している。
『淡路島プライムレンタカー』は、 パソナグループが今まで島内で社員を対象に展開してきたカーシェアリング(約150台保有)のノウハウを活かし、関西屈指のリゾート地・淡路島の観光を、メルセデス・ベンツやシボレー・カマロといった世界の名車によるドライブで、移動時間そのものを楽しめる旅行体験を提供する。
配備する外国製の自動車は、全てオートマチックで、右ハンドルの車両も多いため、初めてというケースでも安心して運転できるという。
レンタル価格は、繁忙期、閑散期、通常期によって異なる。 ※以下の表示はいずれも税込み
【繁忙期】年末年始(12/30~1/3)、ゴールデンウィーク(4/29~5/7)夏期(7/15~8/31)
【閑散期】12/1~2/29 ※年末年始期間を除く これら以外は通常期
◆メルセデスベンツ・セダンクラス(Cクラス、CLAクラス)5人乗り
繁忙期(10時間まで)3万6,000円
閑散期 (同) 1万9,200円
◆メルセデスベンツ・ファミリークラス(Vクラス)7人乗り
繁忙期(10時間まで)4万5,000円
閑散期 (同) 2万4,000円
◆カマロ・スポーツクラス 4人乗り(実質2人乗り)
繁忙期(10時間まで)3万6,000円
閑散期 (同) 1万9,200円
淡路島北部エリアはレンタカー店が少なく、パソナでは高速バスや高速船で来た観光客のニーズも見込んでいる。
このため店舗は、淡路島北部の観光拠点「淡路島夢舞台」内のパソナグループオフィス内に開設し、新神戸駅・三ノ宮駅などから高速バスに乗り、直接来店できる。さらに、淡路島内の岩屋ポートターミナルや淡路インターチェンジへの無料送迎・配車サービスも行い、利便性を高める。