サッカー・J1のヴィッセル神戸MF齊藤未月選手が、ラジオ番組の生放送にゲスト出演し、ヴィッセルでプレーする思いや、チームメイトとなったアンドレス・イニエスタ選手と直にふれて感じたこと、日本代表入りを目指す心境などを語りました。
アカデミーから育ってきた湘南ベルマーレを離れ、ルビン・カザン(ロシア)、ガンバ大阪を経て、今シーズンは湘南からの期限付き移籍加入でヴィッセルの一員となった齊藤未月選手。湘南でプレーしていたとき、神戸は、「どちらかというと対戦しやすかった」といいます。
「日本代表(クラス)の選手やアンドレス(イニエスタ)らビッグネームがたくさんいて、(ヴィッセルは)ビッグクラブという印象が強かったからこそ、下馬評では、どちらかというと(周囲からは)僕らが負けるんじゃないかと思われていました。そのなかでの対戦は(逆に)やりやすさがありましたし、そういう相手に対して『自分は何ができるのかな』と考えてプレーできていました」と、対抗心が強かったよう。
「いまは(J1で)1位という立場ですが、1位じゃなくても、去年や一昨年のようだったとしても、アンドレスが相手にいる、(山口)蛍さんや(酒井)高徳さん、武藤(嘉紀)さん、大迫(勇也)さんがいるなかで、相手として対戦するのは、やっぱりどの選手も心待ちにしているんじゃないかと思います」(齊藤未月選手)
一方で「ヴィッセル神戸に入ってからは、勝ちに対してなどいろんなプレッシャーがかかるなかでプレーできているのが自分のためになっています」と、自らが成長できる環境でのプレーにも意欲的です。
そして、これまでの試合形式の練習などでは、チームメイトになったイニエスタ選手と、お互いにバチバチとボールを奪い合う様子も見られました。世界的スーパスターと直にふれあった齊藤未月選手は、改めてそのすごさを実感しているそうです。
「本当にすごい選手だなと、今も強く感じます。やることに無駄がないというか、難しいことを難しくしていないというか……。シンプルなことを確実にプレーできているのがアンドレスだと思います。それプラスアルファ、攻撃にも守備に関してもスペシャリティーがある。そういうことを練習で感じ取れるのは本当に大きいと思います」(齊藤未月選手)
また、イニエスタ選手だけでなく、中盤でともにプレーする元日本代表MF山口蛍選手の存在も、クリムゾンレッドの16番にとってはとても大きいと話します。