シャトーブリアンのうまみとやわらかさが際立つカツと、ウニ・イクラ・キャビアが持つ魚介の風味・塩味がよく合う。そこにさらにトリュフの香りが加わるから、最強なんです!
村雲さんは言います。「ただ単に高級食材を並べただけやなくて、そこにバランスやおいしさの相乗効果の計算がなければシェフが作ったものとは言えません」と。
幼いころ、夢中になって観ていたテレビ番組『料理の鉄人』(フジテレビ系列)に憧れた村雲さんは、「世界一の料理人になるんや」と料理人への道を歩み始めたのだそう。そうしてたどり着いたのが、食のエンターテインメント。
だからこそ、「おいしいだけではあかんと思ってます」と。料理にも目を引くおもしろさが必要だと考えたなかで生まれたのが、一杯2万円のカツ丼なんですって。はっきり言うとコスト面では赤字らしいのですが、「皆さんが喜んでくれるから、私も喜んでどんどん作ってしまうんです」と話してくれました。
これぞまさにエンターテインメントですよね。そんな“食のエンターテイナー”である村雲さんに、次なる目標を尋ねてみました。
「そうですね……。一杯5万円の天丼ですかね!」
ひょえぇ〜!
※ラジオ関西『バズろぅ!』2023年6月7日放送回より
(『バズろぅ!』ラジオパーソライター・わきたかし)