郊外住宅地がひろがる「挿頭丘」は、西日本トップクラスの難読駅。これで『かざしがおか』と読みます。ちなみに長尾線の「公文明」=『くもんみょう』もなかなかの難読駅名です。
中四国最大のテーマパーク・ニューレオマワールドの最寄り駅「岡田」を過ぎ、讃岐富士をバックに土器川を渡り、独特のフォルムを持つ象頭山が眼前に迫ってきたら終点「琴電琴平」。「高松築港」から約65分での到着です。
では、ここから金毘羅詣りに向かいましょう。にぎやかな参道から標高251メートルにある金刀比羅宮の総本宮を目指します。その際のおともに、100円で借りられる杖は絶対に頼りになります。参道脇にはいくつものうどん店も軒を連ねますが、今回私が気になったのは「かまたまソフト」。刻みネギをトッピングし、うどんだしの蜜、そしてソフトクリームはうどん状にして卵を練りこんでいます。甘さとしょっぱさがうまく融合して不思議なハーモニーを醸しだします。
約30分、えっちらおっちらと785段を昇って、ようやく象頭山の中腹にある総本宮に到着。展望所からは登り切ったご褒美のような素晴らしい讃岐平野の景色が眺められます。なお体力に余裕のある方は、さらに600段ほど昇って奥社へもどうぞ。