●やすりや軽石でこすって削る
正しく削れるならアリですが、間違った方法では悪化することも。かかとがガサガサだからと、必要以上に角質を削り過ぎてしまうと肌のバリア機能が低くなり、乾燥しやすくなります。すると、肌は角質を分厚くしてバリア機能を補おうとし、最悪の場合、ケア前よりもより分厚くなってしまうといった悪循環に。セルフケアで削る場合は、軽く表面を整える程度に留めておくのが無難です。
●保湿クリームを塗り、上から靴下を履いて就寝
こちらはアリです！ 顔でも、洗顔後にはすぐ保湿しますよね。それと同じで、入浴後などのうるおいが残っている間に、クリームを塗っていただくのがおすすめです。
●ドラッグストアなどに売っているピーリング剤を使用したピーリング
こちらもナシではないのですが、あまり強力すぎる薬剤や、頻繁にやり過ぎるとバリア機能を低下させてしまうので逆効果になります。もし、セルフで行った場合はケア後にいつも以上にかかとを保湿、保護することを心がけてみてください。
――かかとのガサガサを予防する方法があれば教えてください。
【中塚さん】 間違ったセルフケアや、セルフケアのやりすぎを避けること、そして乾燥しないように地道な保湿ケアを続けましょう。美は1日にしてならず、日頃のお手入れの積み重ねが大切です。ガサガサしてからお手入れするのではなく、ガサガサにならないように普段からお手入れをして予防しましょう！
そうは言っても、早急に改善させたい場合や、自分ではケアが難しい場合は、プロにお任せいただくのも一案です。専門知識を持ったスタッフが、専門機器を使って角質のケアを行うサロンなら、削りすぎの心配もなく安心してケアできるかと思います。
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いかがでしたか？ かかとがガサガサだと、ついついガシガシと削りたくなりますが、実はやりすぎは逆効果とのこと。確かに、その時はつるんと綺麗になりますが、すぐにまたガサガサになってしまう気がします。地道な保湿ケアで、サンダルが似合う「かかと美人」を目指しましょう！
（取材・文＝中口のり子）
