イニエスタ、退団前にJ1神戸ホームタウン活動 市内の小学校を訪問 子どもたちにエール「これからも学び続けて」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

イニエスタ、退団前にJ1神戸ホームタウン活動 市内の小学校を訪問 子どもたちにエール「これからも学び続けて」

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 今夏でヴィッセル神戸を退団するサッカー元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ選手が、22日、ヴィッセルの地域貢献活動の一環で神戸市内の小学校を訪れ、子どもたちと交流を深めた。

 ヴィッセルが行う学校訪問事業「GOAL for SMILE プロジェクト」に、2019年以来、4年ぶりに参加したイニエスタ選手。同日、神戸市立舞多聞小学校にサプライズで登場すると、待ち構えていた同校6年生252人の子どもたちから大歓声を受けていた。

アンドレス・イニエスタ選手(左) (写真:ラジオ関西)

 イニエスタ選手は同校の代表児童へサッカーボールと記念ボードを贈呈。その後、子どもたちとの質疑応答タイムでも丁寧に回答を続け、「プロになるためにどんな努力をしてきたか」という質問には、「フィジカル的にも、栄養のところ、休息のところでも、ベストのコンディションを得られるよう、練習するときも、練習をしていないときも、必要なことをやるというのが、プロになるうえで自分がやってきたこと。自分の夢のための努力をすれば、きっと自分のためになると思う」と、アドバイスを送っていた。

児童代表にヴィッセル神戸の「GOAL for SMILE」記念ボードを贈る、アンドレス・イニエスタ選手(写真:ラジオ関西)
児童からの質問に丁寧に回答するアンドレス・イニエスタ選手(写真:ラジオ関西)

 また、同校児童からの歌のプレゼントには、「すごくよかったし、これも1つの思い出として持ち帰りたい。ありがとうございます!」と感謝を述べたイニエスタ選手。「この場に来ることができてよかったし、皆さんと時間を過ごせて、歌のプレゼントもしてくれて、本当に楽しかった。これからも学び続けて、人としてみんなには毎日成長していってほしいし、自分の夢をかなえるために努力を続けて、自分の夢をかなえて、幸せな日々をみんなが過ごしてくれればうれしい」とエールを送った世界的スーパースターは、子どもたちと記念撮影を行い、最後は全児童とハイタッチしながら会場を後にした。

児童たちからの歌のプレゼントに拍手を送るアンドレス・イニエスタ選手(写真:ラジオ関西)
児童たちにハイタッチで見送られるアンドレス・イニエスタ選手(写真:ラジオ関西)
児童たちにハイタッチで見送られるアンドレス・イニエスタ選手(写真:ラジオ関西)

 約5年間、6シーズンにわたってヴィッセルでプレーしてきたイニエスタ選手にとっては、退団前の貴重な時間となった今回のホームタウン活動。イベント終了後、報道陣の囲み取材に応じたイニエスタ選手は、「(小学生との交流は)すごくうれしかった。子どもたちにとってはこうやって選手が学校に来るのは夢を与えるものだと思うので、こういう場にいることができて、すごくよかった」と感想をコメント。「自分はすごく、皆さんからリスペクトと愛情を感じてきた。今日もそれを感じた。それが一番心に残っている」と、子どもたちの歓迎に感慨ひとしおの様子だった。

 一方、イニエスタ選手からボールを受け取った児童の代表は、「本物のイニエスタ選手に会えるとは思っていなかったので、うれしかった。人生に一回くらいしかない貴重な時間だったから、二度と忘れることはないと思う」と感激のようす。「イニエスタ選手が言ってくれた言葉は、自分たちの生活に直接関係している言葉が多かったので、参考にして、自分たちの生活をしていきたい」と述べていた。

アンドレス・イニエスタ選手から舞多聞小学校の児童代表にサッカーボールがプレゼントされた(写真:ラジオ関西)
メディアからの質問に緊張の面持ちの児童だが、しっかり回答していた。「(イニエスタ選手と会えた)この経験は、一生のなかでこれからあまりないこと。すごくいい体験をした」(写真:ラジオ関西)
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